「クソ野郎と素晴らしき世界」 こんな映画を観た:165
新しい世界、の3人、これからがんばっていくよ!という打ち出し
[ネタバレしています]
ジャニーズを退所した元SMAPの3人を軸にした、オムニバス映画。
オムニバス作品はほとんど観たこと無いけど、あまりいいイメージはない。
自分の行った劇場には、メンバーがサインがされたポスターがあった。このサインはSMAP時代と同じなのだろうか。
観客は、SMAPファンとおぼしきご婦人の姿が多くみられた。平日のレイトショーなのにあの観客の数はすごい。平日のレイトショーにご婦人が来るなんてほぼ観たことない。ああいうかたたちが彼らを支えていたんだろうと。そしてあんまり表に出てこなかったので、そのファンたちは飢えているんだろうと感じた。
各エピソードのタイトルはこちら⇣
EP1:は園子温監督、稲垣さん主演
ひたすら逃げるヒロイン、謎の設定の悪役、とにかくぶっ飛んでて、なんじゃこりゃ?という感じ。
EP2は山内監督、香取くん主演
歌を食って生きている女の子を軸に、慎吾君とからむストーリー。
歌いたくても歌えないという今を、わかりやすくメタファーに用いたお話。
でも文字どおりクソを食べる設定はおもしろかった。
EP3は爆笑問題の太田さんが監督。草なぎ君主演
事故で亡くなった子どもの、腕を移植された女の子を見つけにゆく話。
あらためて思ったのは、映画はその監督の影響をモロに受けるということ。
草なぎ君と尾野真千子さんの会話が漫才みたいだし、軽い時事ネタを放り込んでくるし。あまり時事ネタの必要性は感じなかったかな、、、。
それで、やたらと大声になるのは、太田さんの芸風そのまんまだし、暴力描写が多いのは、北野武監督の作品の影響を受けているのかなと。
でも、説明セリフなしに、ストーリーを理解させようとしてる努力はうかがえる。
EP4は、児玉監督作品 今まで出てきた人の総出演。
各出演者のエピソードが知ることができるが、主に慎吾くんが歌ってるシーンが目立つ。
その歌ってる姿を見ると、決してずば抜けて上手な歌唱ではないけれども、すごく華やか。あらためて彼らはスターなんだなと感じた。
総じて、彼らはこの世界でがんばって行くんだなというメッセージが伝わってきた。
2018年の作品。