「宇宙へ。(そらへ)」 こんな映画を観た:3

 結構ネタバレです。といってもノンフィクションだから、歴史上の話だし。
宇宙の話はけっこう好きだし、宮迫氏のナレーションも気になる。しかもなんとこの日は500円!だったので行ってまいりました。

 この映画は映画じゃなくN&H&Kでありそうな「ドキュメンタリー」です。
 小さな子どもを連れてきていた家族もいましたが、正直、小学校高学年くらいからでないと難しいかもしれません。半分ナレーション。半分字幕です。当時の人たちの声は字幕化されています。

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映画関連の画像はないので、自分が以前撮った満月でごまかす。。。

 原題は「ROCKETMEN」。そのタイトルどおり、当時のケネディ大統領のもと、たった10年で月へ到達する。というトホーもないことをなしとげる過程「アポロ計画」の中での、宇宙飛行士たちの物語がメイン。私もほとんど知識がなく臨みましたが、月へ到達するのに、あんなに段階をへていたのは知らなかった。ひたすらトライ&エラーを繰り返す。そんな中、訓練中に犠牲者も出る。何万人も携わり、当時最新の技術を駆使する中で、ちょとした油断、ミスで大惨事になる。物語自体はやはり、アポロ11号の月面着陸がハイライト。当時の映像がとても生々しい。結果はわかっていても、見入ってしまう。

 当時の映像が大半を占めていて、正直、映像はキレイではないのだが、それがかえってリアルな感じを醸し出している。宇宙から地球を映した映像なんかは、とても臨場感たっぷりで、もっと前方の席で迫力を感じたかったくらいだ。逆に後半に少し出てくるCGの映像は余計で、あんなものはいらなかったです。なんで入れたの?

 何万人という人たちが努力をして、ぜっっったい不可能だと思われることをなしとげる。
今さっきまで自分が苦しんでいた仕事がとてもちっぽけ、なんでそなことで悩む必要ある?と感じてしまった。人が前に進もうとする意思はとても重要なんだと感じる。

 あとは、向こうの人はいつでも月面でもロケットの中でもジョークは忘れないんだね。ということ(笑)そして格言的な言葉のオンパレード。レーガン大統領の「未来は臆病者のものではなく、勇気ある人々のもの」が印象的。アームストロング船長の「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」はよく聞く。

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 雨上がり決死隊の宮迫氏がナレーションを努めていたが、最初は彼の顔が頭の中を横切ったが、後半は物語にうまく溶け込んでいたように感じた。演技もできるし、歌も上手い。ラジオやテレビの仕事は少なく感じるが、そのフザケ具合も楽しいし、気の利いたコメントも言える。でも一般常識や特に英語関係はからきし(笑)。ナレーターの中では若手かもしれないが、もっと年齢も経て、うまくなりそう。一方、相方の蛍原氏はポストちいちいさんとして期待(笑)

 
おわり。