「マイティ・ソー ダーク・ワールド」（IMAX３D 字幕） こんな映画を観た：１２１

ファンタジーとか、ロンドンとか、ハンマーとか　

（最後まで席は立たないでください）

ざっくりストーリー

　アベンジャーズの戦いから１年。また地球は危機に瀕していた。話がややこしいのでストーリーはこのへんで割愛（笑）

感想

　まず冒頭から今回の敵はこんなんだよと説明。ここでつまずくと楽しめない。　ダークエルフというわるもんが、エーテルという謎の物質を使って９つの宇宙を破壊しようとしている。

　そこへなぜかジェーンが巻き込まれて、どっかの地中奥深くに閉じ込めておいたエーテルを体内に取り込んでしまう。なんという間の悪さ！（笑）

　一方、ソーはどっかの国で仲間たちと戦っているシーンから。子分たちの一人に浅野忠信さんがいるんだけど、ソーに「お前はここに残れ！」な流れになり、その後、ほとんど出てこなくなる。大人の事情なのか、なんだか不憫。

　自分的には、ハンマーで主人公が戦うって時点でなんだか笑えてしまう。身体は「神」ベースなのでとにかく頑丈だし。投げたハンマーに捕まって空を飛んだり、自分のメイン武器なのにブン投げちゃったり。投げてる間はあんまり戦えなかったり、ツッコミ所が多い。だがそこが刀剣を使って戦う主人公とは違うこの作品の味。

　それから義弟ロキの存在がこの作品の深みを増させている。身近に強力な味方か敵かわからんやつがいて、ハラハラドキドキ感が常に保たれててよい。ロキの変化の術でいろんな人に化けてヒャッハーってなってるのが面白い。

　１作目ではあまりなかったギャグシーンが随所に入ってて、好みが別れるとこだが楽しい。神が地球上にいるギャップをうまく逆手にとっている。ハンガーにハンマーをゴトッとかけたり、でもいざとなったらグンッと自分の手元に引き寄せてって、最初から持ってろよ！（笑）

　ラストは地球でジェーンたち現代技術とソーの肉体技術でバトルを。非力なジェーンたちも戦いに参加できて、ありがちな、力のあるもの以外は置いてけぼりなバトルシーンにならずに済んでいる。うまいこと考えたもんだ。

　とりあえずアベンジャーズ２につながっていくらしい。楽しみだな。

２０１４円の映画。