Michael JACKSON 「THIS IS IT」を観た

・・・とにかくすごかった(T-T)



 6/25に亡くなった、マイケル・ジャクソンさんの幻のロンドン公演「THIS IS IT」のリハーサル映像と出演者たちのインタビューを集めた作品。

 まず、少し、選ばれたダンサーたちのインタビューが流れ、このままダラダラ行くのかと思いきや、いきなり「Wanna Be Startin' Somethin'」のリハが始まる。

 あとはもう、ヒット曲のオンパレード!「Jam」、「Smooth Criminal」、「Thriller」、「Beat It」、「Black Or White」やジャクソン5の曲(これは私もあまり知らない・・・)などなど・・・劇場でゆったり座ってるのが申し訳ないくらいの完成度。周囲に人がいないことをいいことに、自分もずっと知ってる曲を口ずさんでました(笑)

 私は「DANGEROUS」世代なので、ファン暦としては浅い方なのかもしれませんが、とにかく楽しかった(^^)

 「They Don't Care About Us」や「Thriller」や「Earth Song」のCG合成映像も豪華! 特に「Thriller」は3Dバージョンを製作中だったようで、ゾンビ君たちもパワーアップしてました。「Smooth Criminal」では昔の映画?との合成も。例のゼロ・グラヴィティの映像がなかったのは残念。 

 リハではどのくらいのパワーで歌うのかわかりませんが、曲によってでしょうが7割くらいの力で歌ったり、、、、「I Just Can't Stop Loving You」では、女性ボーカルの本気の熱唱やリハを眺めていたバックダンサーたちにあおられて、フルで歌って、「まだフルでは歌えないんだ。そう煽らないでくれ^^」とダンサーたちと楽しくやりとりする一面も。


 リハなので、ダンサーたちにダンスを指導する所や、キーボード担当とのテンポの合わせかた、合成映像への指示などもとても丁寧。超超超大物なのに、スタッフたちもピリピリせず、とても優しく接している。  本人も「これで最後」と言っていた、本当に本気であのショーを成功させようという意気込みが伝わってくる。

 一番不安だったのが、50歳になったMJのダンスのデキだったのだが・・・キレが全然変わっていない!10年以上前に見た「ライブ・イン・ブカレスト」の時のまま!バックダンサーと比べてもとても細身なのに、とても力強く、そしてしなやかに踊る。

 もしかしたら、無事、公演が終わったら、映像作品になって、その中でメイキングとしてこの中の一部が使われるのだったのだろうか。だとすれば逆にわれわれは絶対観ることが叶わなかったであろう映像作品。MJの死からたったの4ヶ月で公開とは、おそらくは超突貫作業だったのだろうけど、そのぶん、ライブの生の雰囲気がとても伝わってくる作品になっている。こういう場合って、完成度よりもスピード勝負なのかなとも思ったり。

 エンディングで流れる新曲「This Is It」もミディアムバラードでとてもいい作品。

 その他曲目は、サントラ盤から引用させてもらうが、「Human Nature」、「The Way You Make Me Feel」、「Billie Jean」、そして忘れちゃいけない(忘れちゃいけない曲ばかりだけど)「Man In The Mirror」などなど・・・  もう一回観ようかな・・・

2009年の作品。