アイアンマン2 こんな映画を観た:20
VFXと美女とメカが見どころ?
オープニング曲はこれです↓
前作から半年後、アイアンマンは俺だと公表した、軍事産業の会社の社長である主人公のトニー・スターク。アイアンマン・アーマーを着て、世界の紛争地域に出向き、政情を安定化させる活動を行い、民衆の支持を得る。
そこへ米軍が現れて、アーマーを軍に引き渡すよう命令するが、スタークはこれを無視する。
一方、冒頭から出てくる、スタークに復讐を誓う謎のロシア人科学、アントン・ヴァンコ。スタークと同じアーク・リアクターを用いたムチ型武器を操ってスタークに襲いかかる。
スターク社のライバル、ハマー社の社長もなんだか不穏な動きを見せる。
今回は前作で、延命のためにスタークの心臓に取り付けたアーク・リアクター(アーマーの動力)の燃料:パラジウムが動力に変換する過程で毒素(放射能?)を出すらしく、そのせいで体が蝕まれていて、何か手をこうじないとやばい。
前作でアーマーが開発された経緯を説明できたので、今回はライバルが表れたり謎の団体が表れたりと、ストーリーの展開も増している。
正義感はあるが、むちゃくちゃあるわけでもなく、自分の境遇に深く悩んでいても表には出さず、軽い感じのふりをするのが現代のヒーローなのか。
メカとVFXが楽しい。
今回のアーマーは前作よりバリエーションが増え、スーツケース型のモバイル式や、新型アーマーや、あと前作で言ってたことが実現したりと多彩。
また、スタークの扱う端末が楽しい。カードサイズの透明パネルで操作するリモコン(のようなもの)や、テーブルの天板がそのままネットにアクセスできたり、研究室の3Dバーチャル端末はVFX好きにはたまらん映像。
パビリオンの模型をスキャンしてその3D画像を回したり余計なものを消したりや、いらない設計模型の3D画像をまるめてポイとできるなど、遊び心もいっぱい。アバターに出てくるバーチャル端末と比べると、アバターは軍事用、研究用なので使い方がカッチりしてる感じだが、こっちはスターク=遊び人のイメージを生かしたセンスあふれるデザイン。
でも、ヴァンコの溶接やはんだこてを使ってアーマーを組み立てるシーンも、前作のスタークがアーマーを組み立てるシーンとダブるし、そんなアナログ的なものも個人的には好き。
もちろんアイアンマンのアクションも空を飛んだり、新たな必殺技が出たりと、種類が豊富で楽しい。あんまり書くとネタバレになるので書きません。
配役も実力者揃い。
主人公トニー・スタークはつぶらな瞳のチョイ悪オヤジ、ロバート・ダウニー・ジュニア。自分の中ではアリー・my love に出てたイメージが強い。
ライバルのムチ男、ヴァンコにミッキー・ローク。とても荒くれ者の演技がよかった。
ハマー社の社長にサム・ロックウェル。こういうクレイジーな役がぴったり。以前観た「月に囚われた男」にも出ていました。
スタークの仲間で理解者の軍人、ローズ中佐は前作と配役が代わり、ドン・チードル(オーシャンズ11、11、13。ERもちょっと出てた)。最初、「誰?」と思ってしまったが、いい役者さんだと思う。
秘書役のペッパーはグウィネス・パルトロウ
そして謎の美女役はスカーレット・ヨハンソン(ロスト・イン・トランスレーション)
この美女二人の活躍も見どころ。でもお色気シーンは少なめで、わりと品のいい感じになってます。
BGMとか・・・あとおまけ。
あと、テーマ曲はなぜか前作もAC/DCをオープニングとエンディングにフィーチュア。AC/DCの曲はあまり知らないけれど、聴いて一発でわかる。
あと、日本ではやってなかったかも知れない、コラボCM。
映画の中にも出てくるアウディと↓
ドクター・ペッパー↓
あ、あと、映画終わっても最後まで帰らないでください。「1」と同じように最後にちょこっとだけあります。
いわゆるアメコミの「MARVEL」系はあまり知らないので、いろんなヒーローを知っていればもっと楽しめるのかなと思う。アメコミは基本人間と同じ等身なので、実写化がしやすい。次はなんだろか?
2010年の映画。