蝉しぐれの中・・・奥華子 in 大阪野音2010

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どうよ!この天気・・・あ、遠くに大阪城が!

 ついにこの日がやってまいりました。

 奥華子さんのメジャーデビュー5周年記念ライブ。場所は大阪城音楽堂、とにかくこの日の大阪は暑かった!

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これが入り口。ものすごいタテ長写真(笑)・・・横に人がいたので切り取りました。

 入場してみると・・・わあ、当たり前だけど屋根がない(笑)この灼熱地獄の中、無事ライブを終えられるか心配・・・でもその後、ライブ中にだんだん日陰になり、風も吹いていい感じに。

 そして遠くに見える木々の緑と蝉しぐれがとても気持ちイイ。家に帰って静かな部屋の中にいてもずっと耳に残っていました。

 ステージ上には、W10m×H5mはあろうかという5周年ロゴのタペストリーがどーーんと。そして今日の楽器はいつものカワイスペクトラが向かって右にと、左に今回、特別仕様・初見参の赤いミニグランドピアノ……みたいな形状のエレピ……はかつてこのエレピで「ガーネット」やインディーズ時代の曲のほとんどを録音したそう。つまり由緒あるエレピが、真っ赤な外装のグランドピアノに生まれ変わりました。名づけて「オクハナピアノ」だそう(笑)

 衣装はグリーンのタイポグラフィのTシャツにおだんごヘアー。グリーンなのは今思えば、周囲の緑の木々に合わせた?

 めったに聴けない華子さんの伸びやかなファルセット(もしくはスキャット)の長いイントロの「鳥と雲と青、野音バージョン」からスタート。何か特別なものを感じさせる予感。

 セットリスト @ 大阪城音楽堂 デビュー5周年ありがと う!弾き語り~「帰ってきたよ!大阪城野音  16:00~

01:鳥と雲と青 野音Ver.
02:Birthday  with リズムボックス
03:小さな星
04:花火
05:魔法の人
06:ガーネット
07:ガラスの花(新曲)
08:羽(新曲)
09:rebirth(新曲)
10:自由のカメ
11:透明傘
12:片想い
13:初恋
14:野音のうた
15.笑って笑って
16:帰っておいで
17:春夏秋冬(新曲)
18:やさしい花

アンコール

19:元気でいてね(新曲)
20:Happydays

曲の話。

  予想外な曲で始まりましたが、まさにこの緑に囲まれた大阪野音にぴったりの「鳥と雲と青」気持ちイイ~。

 路上ライブでは「小さな星」に何度も助けられたそうです。そしてインディーズデビューシングル「花火」・・・真っ昼間だけど・・・夜のウタ2曲連発で・・・涼しげな感じに?(笑)

 ・・・今回のライブ・セトリは今までのミュージシャン・奥華子を振り返っているよう。

 そして「ガーネット」。まさに今日はこれをウタにはうってつけの気候。まさにガーネット日和(←今考えた。)左前方の木々がそよぐのをずっと見てました。

 その曲を聴いてオファーをもらったニューシングルの3曲。まだ発売されてないので、あまり感想は書かぬようにしますが、どれも違った魅力が。きっとゲーム内ですばらしい演出・アクセントとなるでしょう。PSPのゲーム・・・買おうかどうしようか(汗)

 定番の「自由のカメ」でスタンディングさせたあと、また座らせて(笑)華子さんが気に入っている曲「透明傘」を演奏。そうなのか。意外なというか、代表的な曲でないアルバム曲なので、そこそこファンじゃないと知らない曲なのがリアルな感じ・・・自分も好きです。

 華子さんが一番初めに作った曲「片想い」と現時点での最新シングル「初恋」を聴き比べ・・・10年近くリリースが離れているのにこのしつこさ(本人談(笑))

 この日ためにラジオで詞を募って作った「野音のうた」ではチラシに入っていた歌詞を観客と歌い、

 華子さんにとっての帰る場所はここ(ライブ会場)なのか。「帰っておいで」

 そして今までのライブではほとんどウタっておらず、どうしても歌いたかったという新曲「春夏秋冬」・・・ってこれって、09年の大崎バレンタインライブで歌われた、出来かけだって言ってた曲ですよね。てっきりボツになってたのかと思ってた~また聴けて感動・・・ほとんど覚えてないけど間違いない。

 最後はデビュー曲「やさしい花」で終了。

 アンコールでは今回のアルバムの最後に出来たという「元気でいてね」を披露。

 そして「Happydays」ではみんな自然とオールスタンディングになり、華子さんもハイタッチしながら観客席を廻る・・・ってどこにいるのかわらかん(笑)

 今日のセトリは、ニューアルバムが控えているだけあって、新曲が多かったです。ですが初期から今まででキーになる曲もウタい、まさにこの5年の集大成な感じ。20曲もウタいました。

MCとかいろいろ・・・の話。

 今日の華子さんはいつも以上に観客のみなさん、スタッフみなさんにとにかく感謝感謝の言葉をいっぱい述べてました。これに尽きます。
 
 自分にはには計りしれない努力と苦悩がこの5年間あったと思います。

 以前から幾度となく華子さんも言ってましたが、デビュー前は簡単に曲は電波に載せてもらえると思っていたが、曲を一曲流してもらうことがどんなに大変かを思い知ったそうです

 業界が違うので想像しかできませんが、世の中に女性シンガーソングライターは山ほどおります。その中で奥華子さんの曲を無条件でかけてくれることはなかなか少ないでしょう。どんなにいい歌でも、聞いたことない歌は「ない」ものと一緒です。

 曲の力もそうですが、周囲の営業努力、そしてなにより会った人を惹きつける本人の人間的魅力。それらすべてがミュージシャン「奥華子」を作っていると思います。あんなに小っさいのにあれだけのパワー。かんかん照りの中、じっと聴いてる観客。全国から駆けつける熱中度。みんなすごいです。自分も去年の12月にこのライブがあるのを知った時、「大阪か・・・真夏だし・・・どうしようかな。」と思っていましたが、来て、来れて本当によかったです。

 途中、何度も泣きそうになるのをこらえながら、涙声にもならず、ヨレることもなく、しっかり歌い上げました。

 一言では語れません!!と華子さんもおっしゃってましたが、まさにその通り。

 あ、あと観客とのやり取りも多かったです。好きなシングルは?とか好きな失恋ソングは?とか・・・。わいわいやってたので、ここに書くのは難しい・・・。でもみんなそれぞれ好きな曲あるんだなぁ~と思いました。

長時間に及ぶライブも終わり・・・。
 
 終演後は希望者(ほぼ全員)と華子さんで片手ハイタッチで退場。最後までありがとう。私もぺちっとハイタッチできました。(ほぼ会話はできず・・・これはしょうがない!人数多いし!)

 ライブは3時間近くに及び・・・そう、新幹線の時間が押していたので、その後はダッシュで帰りました。もうちょっと余韻にひたりたかったですが・・・。帰りの新幹線の中で、買ったお弁当を前に手もつけず、心地良い疲れと余韻にしばらくひたっていました。関係者のみなさん、あまりあいさつできなくてすんませんでした。

 今日はなんでか、開場前も終了後もずっとビートルズがかかっていました。一番耳に残ってたのはAcross The Universe ・・・かな・・・?

 だいぶ長文になりましたが、読んでくださったかた、ありがとうございました。

 写真をあまり撮ってないので、グッズの大阪物語875Qを紹介。

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 A4くらいの本だと勝手に思っていましたが、実際はA5(150x210mm)でした。
 でも読み応え満点の875ページ…うそですうそです。70ページ少々です。でもフルカラーでキレイだし華子さんの写真と質問回答がいっぱい。

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 みんなで歌った野音のうたがこれで・・・

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 質問にもびっしり答えてくれました。採用者はよくカキコミでお名前を見かけるかたがた・・・(笑)そして自分も採用されました。ありがとう!(ここのHNは使わなかったけど。)

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 こんなにびっしり・・・読めるほど精細にしてしまうと問題があると思うので・・・すんません。

 でもこの本はまたどっかでぜひ売って欲しいです。これだけ華子さんのことを書かれている本は今のところこれだけです。

そしてシメは・・・

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 ヤシノミ洗剤ボトル。かわいい!

以上です。

 おわり。