アートの夏 Vol.3 ミューザ川崎 「マガジンカバーの世界展」

 最近、自分の中でかなりキているミュシャの作品を見るために、今回は川崎市まで行ってきました。しかし暑い~。

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駅から望むミューザ川崎

 今回はミューザ川崎という音楽(美術品なのに音楽?)ホールの企画室での展示。しかも無料。そしてミュシャ作品も自分が今まで見たことないのが展示されているという事前情報を得ていたので行ってきました。

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エスカレーター上がって右手にお進み下さい。(オウム返し)

 作品は、別の場所にある川崎市民ミュージアム収蔵品の展示で、おおざっぱに言うと、18世紀から19世紀にかけてのマガジンカバー(=雑誌の表紙)が展示されています。雑誌の表紙というと、今は写真がバリバリに入っているのが主流、というか当たり前ですが、この当時は写真の印刷技術がまだ発達しておらず、表紙はイラストで飾られていました。ということはその関係でロートレックミュシャビアズリーなどアーティストたちが育つ要因の一つになっているはずです。そのマガジンカバーの展覧会です。

 作品は30点ほど。マガジンカバーなので、A4くらいの作品がほとんどです。今からすると雑誌の表紙がイラスト中心というのも何だか新鮮です。ミュシャ作品も「ペガサスと女神」と「蘭の髪飾りの少女」などがありました。今回は作品リストを入り口でもらえたので、完璧です。  作者不詳が意外と多かったです。ただ、当時の文化を伝えるのに貴重な資料なのでしょう。

 ミュシャ好きとしてはやはり「百合」が展示されていたのが大きな大きな目玉です。というかこれを見るために行ったようなもんです。マガジンカバーとは全く関係ないのですが・・・。

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これが「百合」です。百合、ゆり、ユリ。

 百合に抱かれる物憂げな表情の女性。この女性はミュシャでありがちな髪の毛くるくるアートではないですね。百合の表現がとても繊細。うまいこと絵のすぐ近くにイスがあったので、座ってじっと眺めました。これがタダで見れるなんてありがたいです(T-T)

 と、いうわけで、美術展を観に行ったら、恒例のグッズコーナ~

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上と同じ写真?それはデジャヴ現象です・・・すいません。手抜きです。

 まず、「百合」のポストカード。川崎市民ミュージアム製作のもののようです。1枚30円・・・・安っっ!!  1枚買って外に出て、、、、思い直して戻ってもう1枚買いました(笑)

 そしてスタンランのレターセット。手紙を書くことなんてまずないですが、かわいらしいしデザインが気に入ったので買いました。ちなみにスタンランのことは全く知りませんが、主に猫を描く人として認識しています。 

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かわいらしいレターセット「ヴァンジャンヌの滅菌牛乳」。女の子の飲むミルクを狙うネコたちがかわいい。ネコ好きにはたまらんと思う。自分はネコに対する興味は普通です。

まだ狙っているミュシャ展がありますが、それはまた先の話です・・・ふふ。

 会期は2010年7/25~8/15までです。「百合」が観たい人はぜひ。

 おわり。