アール・ヌーヴォーのポスター芸術展
ちょっと前の話になりますが、またまたミュシャの作品を観に、今回は松屋銀座まで行ってまいりました。
「アールヌーヴォー」のポスター芸術展ということで、ミュシャの作品もいくつか展示されるよう。わくわく。
入場料は1000円。ということはそれなりのものが観られるのかな？と思いながら受付で1000円札を払い、入場。
早速、「JOB」と、そして「ジスモンダ」＆「椿姫」がお出迎え。おお～！と言いたいところですが、入口の外からチラ見できてたので、おお～感は少なめです（笑）できれば入り口入る前からは中の作品はわからないようにしてほしい(^^；)
途中途中にミュシャ作品はあったのですが、まとめると「JOB」、「ジスモンダ」、「椿姫」、「ロレンザッチオ」、「メディア」、「ハムレット」、「サマリアの女」がありました。つまり、サラ・ベルナール作品はだいたい網羅してたということです。状態もいい感じ？でした。
その中から、これが「ハムレット」です。
ただ、「ロレンザッチオ」に当たっていた照明がグレアがきつくて文字の「LORENZACCIO」の「REN」あたりが飛んでいたので、本当に確認して照明あてていたんかい？と思いました。照明で作品が見えにくくなるなんて初めてです。かなり離れた位置なら全体を見れたんですが・・・。
これが「ロレンザッチオ」
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そこから先はまず「ウィーン分離派展」の数々のポスターたち。ウィーン分離派をそもそも全く知らなかったんですが、ポスター自体はタイポグラフィバリバリで、とても興味深かったです。
中間をぐーーんと飛ばして(笑) そしてスタンランの「ヴァンジャンヌの滅菌牛乳」の本物のポスターに出会えたのは大きな収穫。以前他の美術展行った時にそのレターセットを買って、作品自体はその時にはなく、今回初めて見ることができました。作品も女の子が原寸大？ってくらい大きな作品でした。牛乳のパッケージそのものでなく、牛乳を飲む女の子とそれを狙っているネコ３匹 という構図が印象的な作品。
今回買ったポストカードより。ねこがかわいい。
当時はあまり輸送手段が発達しておらず、牛乳も輸送途中に腐ってしまっていて、そこで滅菌技術が発達して割と手軽に牛乳が飲めるようになったそうです。
赤い服を着た女の子が持っているミルクボウル？はこれはネコたちにあげるためにこの器に注いだのでしょうか？人間が飲むにしては飲みづらいし・・・でもスープ皿的なもので、女の子が行儀わるく口をつけてミルクを飲んでいる。とも見れますが、
お父さんお母さんに、ネコたちにあげるよう渡されたミルクを女の子がインターセプトして飲んでしまうくらいおいしい。というアッピール手段かな？なんて勝手に思ったりしてます。
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途中、当時の衣装を再現したブースなどもあり、かなり盛りだくさんな内容でした。全部で１００点近くは展示されていたかも。行ってみてよかった～。
最後は、ビデオ上映でアールヌーボー時代のポスターが解説されていたのが参考になりました。ナレーションが三遊亭円楽師匠でした。何で？
出口付近に、カッサンドルの寝台特急・北極星号がありました。いい作品だな。と思うのですが、これってアール・ヌーボー？と思って後で調べたら、アール・デコに分類されているようです。まあ、ジャンルはともかく、いい作品はいい作品。
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そして、恒例のグッズコーーナーーー♪
今回は、日本のデザイナーが手がけた作品のようです。
おなじみのクリアファイルは今回はＪＯＢと、このポスター展のやつとそれから椿姫のミニクリアファイル。なかなかよいです。
ただ、椿姫のポストカードは顔の部分で大胆にトリミングされており、個人的にはあまり・・・と思ったので買いませんでした。椿姫のグッズって他のメジャー？なミュシャ作品と比べて少ないのはなぜ？
その他ポストカードはカッサンドルの寝台特急・北極星号が気に入ったので購入。それから上下２分割という、ミュシャ作品にはぴったりなポストカード。そして印刷が２層になっているＪＯＢのクリアファイルもおもしろい。
そしてミュシャカンバッチ。珍しいです。「ＪＯＢ」と「メディア」を買いました。ただ、顔部分がでっかくトリミングされた感じなので、「メディア」は、知らない人が見ると、なんだか何かのアニメの画みたいな感じに・・・。逆に今のそういうアニメのルーツのひとつがミュシャ作品なんでしょうけど・・・たぶん。
左が「ＪＯＢ」で右が「メディア」 直径は３５ｍｍほど。
巡回展のようで、次は名古屋だそうですが、情報がうまくつかめないので元ネタを忘れてしまいました。すんません。
おわり。
