「SUPER8」 こんな映画を観た:33

 「SUPER8」とは8mmフィルムのビデオカメラのこと。

 映画の舞台は1979年。主人公の少年の仲間たちが夜の駅舎でそのSUPER8で自主制作映画を撮影していた。ところがその撮影中に大規模な列車事故が起きる。

 主人公たちは無事(あんなに大規模でよく無事だったもんだ・・・それが映画)。しかし翌日から街にはおかしな事件が起きまくる。

 そして、その時ずっと撮影していたSUPER8のフィルムを現像に出し、数日後(デジカメじゃないので現像は時間がかかるのよ)に観てみると、トンでもないものが映っていて、そうこうしているうちにヒロインにトラブルが発生して、さあどうしましょ!というのがおおまかなストーリー・・・(雑な表現・・・。)

 作品の感想としては、子供、もしくは子を持つ親であれば感動できたのかなと思った。今の私にはピンとこない。決してダメな映画ではないと思うけど、その人の立場によって感じかたは変わる。

 友情あり、淡いラブロマンスあり、冒険あり、SFあり、ダメ大人ありで家族で観るにはもってこいの映画。米軍が手を焼いているのにどうやって子どもたちで解決するのかという疑問がないわけではないけれど・・・それが映画。ところどころキツイ描写もないわけではない。仲間のケガが極端だったのはどうかと思うけど・・・。

 エンドロールでは作中に主人公たちが撮影していた映画ができあがり、エンドロールと共に上映。その映画のデキが、いかにもな感じでとても好感を持てた。

 そしてザ・ナックの「マイ・シャローナ」が劇中の最初の方に主人公の子供たちが歌い、そしてエンディングに流れていたのがとても印象的。映画の舞台が1979年。その年に発表された大ヒット曲。今でも日本でもことあるたびに使われているのでその辺は親近感。映画の内容とは全く関係ないけど。

 2011年の作品。