奥華子 冬コン!バンドライブ!!2011 in Yokohama Dec.23rd

 12月23日は神奈川県横浜市まで奥華子さんのライブを観に行ってまいりました。場所は横浜駅から1駅南の桜木町駅からすぐの、みなとみらい地区のランドマークプラザ

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 …ランドマークプラザというSCの建物内にあるランドマークホールという会場。独立した建物の会場ではなく、いろんなテナントが並んでる中、いきなりホールが存在しています。自分は去年一昨年の華子さんのライブの時も行きました。懐かしいな〜。会場は一昨年も一緒でした。

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(4時間前に到着してみましたが、さすがに誰もいません(ーー))

 奥華子さんはここ数年の年末は、バンドを従えてのライブが毎年恒例になっています(普段は一人で弾き語りです)。というわけで今回はそのバンドライブ。名古屋2DAYSに始まり、渋谷も2DAYS、そしてここ横浜(は1DAY)に来ました。次はファイナル、大阪2DAYSです。

 今回のバンドライブに臨むにあたって、一切情報をシャットアウトしていました。今はネットで調べる気になればいくらでも情報は手に入りますが、あえて今回は一度しか味わえない「初めて聴くワクワク感」を洗練させるため、なるべくネットは見ずにここまで過ごしました。

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まずセットリスト上げます。

それでは、ライド・オン!!

セットリスト @
LIVE IN LANDMARK X'mas Night
Fm Yokohama ×音霊番外編 OKUHANAKO BANDLIVE TOUR'11 Cindellera
20111223 16:00〜

01.笑って笑って
02.最終電車
03.一番星
04.君のためにできること
05.青い部屋
06.楔
07.愛してた(新曲)
08.いつかのメリークリスマス (B'zカバー)
09.やさしい花
10.元気でいてね
11.シンデレラ
12.春色の空(アイドリング カバー)(奥華子 作詞作曲)
13.あなたに好きと言われたい
14.初恋
15.ガーネット

アンコール
16.悲しみだけで生きないで(新曲)
17.自由のカメ

 ステージ上にはクリスマスらしく右の方にツリーが置いてあり、後ろの幕には主催の音霊FM横浜のコラボフラッグがかかっており、左にギターとキーボードのメロディ隊。右にドラムとベースのリズム隊、そしてセンターに華子さん用のいつものカワイ・スペクトラKC10という配置。

 バンドメンバーの構成はガチのロックバンド構成。ガールポップライクになるのか、ロック的になるのか、そう思いながら待っていると、華子さんを除く4人のサポメンのかたがたが現れ、幻想的なイントロを演奏。ゆったりとライブが始まった。

曲の話。

 そのあと華子さんが袖からゆっくりと現れ、正面のキーボードに。最初の曲は「笑って笑って」。失礼な話だが、笑ってしまった。どうなるんだろうかと、ちと不安になった。いろんな意味で。

 ひさしぶりの「最終電車」ひさしぶりどころか初聴の「君のためにできること。リコーダーのパートはsugarさんがピアニカで演奏。「一番星」は絶対バンドライブでやるだろうと思ってた(笑)

 「青い部屋〜楔」では華子さんはステージ最前のステップに上がり、スタンドマイクで妖艶に歌う。どっちの曲ももともとはピアノ弾き語りでわりとディープな失恋ソング。それが全くアレンジを変えて、グラム・ロックというかファンクというかレッチリ的というか、バンドのヴァイヴスがグワングワンくる曲調に。YEAH! アレンジが変わりすぎて、何の曲か途中までわからんかった…(汗)

 新曲「愛してた」、カバーで「いつかのメリークリスマス」を歌い…他の会場では「笑った数」を歌ってたらしい。ソレ聴きたかったYO!

 「やさしい花〜元気でいてね」はアコギとキーボードのアコースティック的スタイルの小編成。

 またバンドフルメンバーに戻り、「シンデレラ」〜「ガーネット」と続く。「シンデレラ」を聴いてる時、この曲がツアーの「核」なんだなぁとあらためて思った。メロディ、グルーヴ感は華子さんの曲で今までにない感覚。でも失恋ソング(というポジションはブレない)。新たな良曲になりそうだ。カモン!

 「春色の空」はアイドル的ガールポップ的に。ミニタンバリンを片手に持ち、ハンドマイクでふわふわ歌う。アルバム入れてもいいんでない?

 「あな好き」はもともと怨念の効いた感じでロック調には合う。耽美的。

 そして代表曲「初恋」と「ガーネット」を歌い終了。どちらもバンドだとなんだか新鮮。

 アンコールでは、新曲「悲しみだけで生きないで」を一人で弾き語り。ラストは「自由のカメ」!!カメは好きだな。「自由な」じゃなく「自由の」カメなところが好きだな(意味不明)。


メンバー紹介!

 ギター:設楽博臣さん。は前回の冬コンに引き続きの参加。このバンドのバンマス。フェンダー(たぶん)のストラトキャスターでは激しく暴れ、ヘッドバンキングしながらの激しいギタープレイや(よくあんなに頭振ってちゃんと弾けるよね、、、)、ジミヘンばりに歯で弾いたり(笑)アコギではしっとりと弾いていた。バンマスが全体のアレンジを司どるのかどうなのかは不明。

 キーボード:sugarbeansさん。前回の冬コンではドラムを担当。もともとソロアーティストです。マルチプレイヤーなんだね〜。キーボードを2段使いで上段はローランドのXP-30、下段は同じくローランドのFANTOM X7、どちらもライブやようつべで華子さんが使ってるの見たことあるな…たぶん華子さん持参の楽器かな。この人も結構おもしろい人です(笑)
 
 ベース:安達貴史さん。フェンダー(たぶん)のジャズベースを指弾き。ふだんはいきものががりさんのサポートをされてたりなど。とにかくいっぱい寝る人らしい…最高記録30時間だって。(どうやったらそんな眠れるのか…)ベーシストは指弾きのほうが好きだな。

 ドラム:松永俊弥さん。1stアルバムからお世話になっているそう。結構なベテランさんらしい。Premier?というメーカーのドラムセットを使用。リズム隊がちゃんとしてるとバンドは締まる。

 華子さん本人はロック要素は少なめ、だから他のメンバーがバンドサウンドを盛り上げ、華子さんの足りない部分を補っていた。これぞバンド。

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(今回のライブはワンドリンクオーダー制だったので、ワンコイン500円の代わりのチップとしてギターピックが配られました。デザインが気に入ったのでドリンクはもらわず記念に持ち帰りました〜)
 

MCでは…

 休みの日はネットばっかりの華子さん。ネットショッピングしたりエゴサーチ(自分の名前を検索すること)をしていろんな人の書いてることを読んで楽しんだり落ち込んだり…なので来年の目標はエゴサーチしない!という来年の抱負な話とか〜。(ここにも来てくれてたらいいな♪)

 シンデレラPVの撮影の話。ー9℃の北海道の美瑛での撮影。PV内の彼氏役の男性は、現場監督だった予定がいろいろあってダメで、たまたま遊びに来ていたポニキャンの若い営業さん(2児の父)にチェンジしたりとか〜。

 「悲しみだけで生きないで」の曲の前の長めのMC。今年はやはり311が全てでした。華子さんもスマイルライブと称してチャリティライブを頻繁におこなっていたり、被災地へ自ら出向いてライブを演ったりしておりました。そして被災地のコとのメールのやりとりの話。この曲はその女の子とのやりとりで生まれた曲だそう。がんばれがんばれな曲は当事者側としてはやめてくれとキツイと。心に寄り添うような曲を作って欲しいと。華子さん的には当事者ではないので本当にそのコの気持ちに近づけるか非常に悩んだと。トツトツと語ってくれました。ちとMC長かったですがしょうがない。
 
 
いろいろ。

 今日の華子さんの衣装は、黒メガネに白いブラウス、下はロングスカートでした。とさらっと書きましたが、華子さんの普段のいでだち(赤メガネ&ジャージ&カーゴパンツルック)からすると驚天動地、ビッグインパクトな衣装の変化ですが、あんまし自分が華子さんのビジュアル面について興味が無いので、自分の感動は薄めです。いいじゃないですか、「普通」に女子な感じで。それに自分の立ち位置からは下半身はほとんどわからなかったです(ー ー)

 奥華子の歌の中の、ロックの要素を最大限引き出したような、そんなライブでした。もともと華子さんの持ち歌はアップな曲は少なめで、それこそ「一番星」、「自由のカメ」、「Happydays」、そして新曲「シンデレラ」くらいで、「笑って笑って」が始まった時はどうなるんだろうかと思いましたが、でもアレンジで他の曲もロック調に生まれ変わる。アレンジ次第でなんとでもなるのかな?とも思ったり。それはそれでよかったし楽しめた。

 
 普段の静かな弾き語りライブでは後ろの席の人に気を遣って頭はなるべく動かさずなのですが、今日頭がふらふら揺れてもOK。激しいバンドサウンドのヴァイヴス(≒波動)に身を委ねながらいつものコンサートだとハタ迷惑なノリも、ここでは大丈夫なのでここぞとばかりに揺れていました。

 それから華子さんのライブはもともとハンドジェスチャー(手を左右に振ったり上下に振ったりとかさ、)がほぼ皆無だったので、正直どうすればいいのかわからないことが多々あった。ふだん弾き語りしかしてない人にそのアクションを求めるのは酷だが、華子さん本人がどうして欲しいのか、ライブ中に指針を示して欲しかったというのはある。後半は手を振ったりとかしていたけど。他のアーティストはどうなんだろか。参加者は大半がそういうのに不慣れなリピーターさんたちだと思うので。

 でも逆に華子さんのライブはこの曲ではこんなジェスチャーとか、タオルをブン回したりとか(あれはダサい)、ケミカルライト振ったりとか(これもどうか)、のような暗黙の決まり事が無いので、初心者でも現場に馴染みやすいのではないかと思います。人によって楽しみかたはいろいろ。

 ライブ前は自分は近くの横浜美術館へ行ったり、ホールと同じフロアのマッサージ屋さんで1時間入念にマッサージを受け、ここんとこの残業疲れを癒したりして万全の準備で臨みました(演奏する側じゃないのに(笑))

 ライブ後はいつもの仲間と忘年会を開きました。飲んで食べて、今年一年お疲れさまでした!な感じで(笑)

 つーわけで、このブログをご覧のみなさん。

[E:xmas] Merry X'mas & Happy New Year !! [E:xmas]

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ランドマークプラザ内のツリー。なぜかワンピースとコラボってました(笑))

おわり。