「HUBBLE 3D」 こんな映画を観た:46

 IMAX 3Dの設備のある映画館のみでの上映。まあ、言い方は悪いけどIMAX 3Dの宣伝映画ともとれるかも。

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 地球の軌道上の宇宙空間に浮かぶハッブル宇宙望遠鏡

 そのハッブルが撮影した遠い宇宙の映像の3D化と、2008年に行われたハッブルの修理をアイマックスカメラで撮影した映像を3Dで観る、トータル45分の映画。短いから料金も安かったです。IMAX3D映画って高くてどうも…というかたにもやさしいお試し料金。

 スペースシャトルとドッキングし、さかさまになった地球をバックに撮影されたハッブルのボティの映像はとても幻想的で、鏡面のメタル感がとても美しい。
 
 スペースシャトルの乗組員たちの作業風景も3Dで。もちろん大変なのはよくわかるが、それにしてもアメリカ人の国民性なのか、余裕のよっちゃん的ノリでスペースシャトル内で過ごしているのがおもしろいね〜。

 そしてハッブルが撮影した遠くの銀河の画像。それを元に3D化した宇宙空間を渡ってゆくシーンが3Dでゆったり流れるのだが、奥行き感がキツすぎて、映画が終わってからしばらく目の奥が痛かった。他人の度のキツイメガネをかけて外した時の感覚。普段のIMAX3Dではあまりそういうことは無いが、個人差はあるのかな?昔、10年以上前に新宿のタカシマヤにあったIMAXシアターで観た映画もくらくらしたのを思い出した。あの頃はゴツイゴーグルみたいな3Dメガネが、今は普通のサングラス。技術の進歩はすごいなぁ〜。

 例えば、ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドという撮影で、

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 何十億光年先にある無数の銀河も撮影することができる。星だけじゃなく銀河がこんなにいっぱい。もしかしたらこの中に文明のある星があるかもしれない。でも遠くて、時代がずれてたりして会えないかもしれない。どっかの高度な文明を持った種族が、地球に叡智を与えてくれないかな。

 それにしても距離が何億光年とか時間が何億年とか、人間のスケール感と違いすぎる。そう思うと自分の悩みなんぞ宇宙サイズにくらべたらほんとちっぽけなものだと思う。自分の一生なんて宇宙の歴史からすると、まばたき未満の時間だ。そう考えると少し気が楽になった。

 ナレーターはレオナルド・ディカプリオさんなのだが、吹き替えなので声は聴けなかった。(T_T)直近で観た「J.エドガー」つながり(笑)

 今回、オープニングとエンディングがイズラエル・カマカヴィヴォオレさんの「somewhre over the raibow」と「what a wonderful world」だった。宇宙をゆうらり浮遊している感じをイメージしたのかな?





2012年の映画。