「アベンジャーズ (3D・吹替)」 こんな映画を観た:64
「真夏のヒーロー祭り(アメリカ版)だっ!…あ、おまけがあるから最後まで席立たないでね」
ざっくりストーリー:
4次元キューブというものすごいエネルギーを持った小箱をめぐって地球の(マーベル・コミックの中の)ヒーローとどっか異界のわるもんが闘うという話。何年もかけていろんなヒーローの映画化がおこなわれていましたが、今まさに集結!
役者さんもほとんどは引き継いだけど、ハルク役だけなぜかエドワード・ノートンからマーク・ラファロにチェンジ。結果的には博士としてのマニアックさとハルクとしての豪腕さが雰囲気が醸し出すことのできる役者さんのようでよかった。
いいもん側:
ハルク
アイアンマン
ソー
わるもん側:
ロキ
以上。
感想:
結論から言うと、とりあえず難しいことはいいから楽しめればいいじゃん!ですよ。
まあこの映画で何が見たいかというと、超絶パワーを持ったヒーローたちが暴れまわるところで、その超絶パワーをちゃんと相手にできるのは超絶パワーを持ったやつだから、まずヒーロー同士のケンカが、とにかくパワーがすごいから見てて楽しい。ソーVSアイアンマン、ソーVSハルクがわるもんのロキをそっちのけでドッカンドッカンやりあう。でも決してキャプテンアメリカはケンカしない。いいヤツ。
でもずっとケンカしてる場合でもなく後半は手を組んで闘う感じになりますが、その後半はなんだかトランスフォーマー・ダークサイド・ムーンみたいに異界から敵がわんさかなだれ込んできてわーい!という感じ。
上で書いたけど、わるもん側の駒が少ない。バランス悪いな〜と思ったら冒頭でいきなりロキがいいもん側のホークアイととある教授を杖で手下にしていろいろ悪さをさせてしまう。物語としてはバランスがとれていい感じです。ヒーローたちのグループを良く思ってない人間たちがロキ側に加わるというのはいくらなんでもアリか?とは思いましたが。
以前、キャプテンアメリカを観た時に書いた感想の時は、キャプテンアメリカはピュアな分、あっさり味な映画だったと書いたけど、この映画の中だと逆に周囲のメンバーがアクが強すぎるからリーダー的存在として際立っていた。深読みすると、ヒーローの指揮をとるのはロボでも神でもモンスターでもなくてアメリカだよ!的な?
アイアンマンのスーツはまた新しいものができ、装着シーンは見もの。スタークビルやSHIELDの船ではシースルーのディスプレイが多く見受けられたが、どうやらSF映画のトレンドのよう。こんな未来が来るのか。空飛ぶ空母やハルクが暴れまわるシーンやらCG・VFXも楽しい。
吹き替えの話
フューリー長官は竹中直人さんで、以前の作品では玄田哲章さんがやっていたからすごい違和感。ブラック・ウィドウは米倉涼子さんで、これは全然違和感なかった。ホークアイは雨上がりの宮迫さんで、顔の骨格が似ているせいか、これまた悪くない感じ(というかセリフ自体が少なかったんだけど(^_^;))
2012年の映画。