「ホビット 思いがけない冒険」 (IMAX3D・吹替) こんな映画を観た:75
さらに洗練されたファンタジー映画。
ざっくりストーリー
「指輪物語」の前日譚、60年前のストーリー。
かつて、スマウグという凶悪なドラゴンに金銀財宝と国を奪われたドワーフたち。その金銀財宝と国を取り返すため12人のドワーフたちはスマウグ退治の旅に出ようとする。発起人(?)である魔法使いガンダルフはなぜかビルボという一人のホビットをお供に指名する。旅の一行の9割はドワーフだけど、物語のタイトルはホビット。
感想
原作を数年前に読んでから臨みました。そん時の感想はこちら〜。読んだのが前すぎて半分ストーリーを忘れてた(笑)知らない間に2部作の予定が3部作に変わってたね。ピーター・ジャクソン監督って長いのが好きなのかな?
正直なところ、「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚だし、原作者も同じだし、LOTRから何年か経ったけど、何か目新しい内容はあるのかとは懸念はしてたけど…
だけど実際に観てみると、3部作の1作目にありがちなストーリー説明も控えめですんなりストーリーも進み、キャラ造形も洗練されており、映画としてのルックも増してて、技術の進歩はすごいなぁと感じた。
前半のハイライトはゴラムとのなぞなぞ合戦。LOTRでもおなじみのキモいゴラムの、肌の質感がより人間(厳密には元ホビットだけど)ぽくなって、目玉の水晶感も高まり、より一層キモさ倍増でやったね!て感じ(笑)吹き替えの声優さんも以前の人と同じだった(はず)しで、キャラの粘着質な性質がもうほんとリアル(ファンタジーだけど)(笑)
このビルボご一行はいっぱいいるから、一人減り二人減りな旅なのかというとそうでもなく、オークやゴブリンたちにわりとあっさり捕まるけど、意外と生き延びて、ピンチになると誰か現れたりなのはドキドキするし落ち着く。原作が昔の作品で、内容も児童向け(だっけ?)だからわりと穏やか。
IMAX3Dの吹き替えで観たけど、やっぱ3Dは吹き替えが一番。 動きの早いシーンは結構ブレてたけど、それ以外は自然な感じの3Dだった。だんだん自分がIMAX慣れしてきてるのが怖い。
次回作「スマウグの荒らし場」は2013年12月、ラストの「行きて帰りし物語」は2014年7月公開だそう。
2012年の映画。