「007 スカイフォール」(吹替) こんな映画を観た:77
品のある映画
ざっくりストーリー。
ジェームズ・ボンドは敵に奪われた機密情報を追う途中、仲間に誤射され、川に転落するがなんとか無事。
その奪われた機密情報と共に命を狙われるMI6のボスM。その後復活したジェームズ・ボンドはその敵を探すことに。
感想。
私はあまり007シリーズには思い入れは無いのですが、いわゆる「映画」のポジションとしては、スタンダードな位置にある作品なんだろうと思ってました。
で、実際に観てみると、とても上質な、品のいい映画だなと思いました。
まず主演のダニエル・クレイグからして気品が溢れる俳優さんで、またビシッとしたスーツが良く似合う。
ジェームズ・ボンドは「男」たるものを全て具現化してるようなアイコン。スーツを着こなし、バリバリ働き、上司の為に身を捧げ、女にモテる。という男の理想像がここにある。
オープニング映像もアデルの歌と共にとても耽美的な感じで、映像の中身もストーリーを暗示してるような感じ。
途中のマカオのシーンやスコットランドの荒野のシーンなどはとても美しく。映画館の巨大スクリーンで観る価値はある。
ストーリーは単純で、今のよくある映画からすると物足りなく感じなくもないが、複雑になればなるほど今度は収集がつなかくなり、内容に集中できなくなるので、ちょうど良いのかも。
というわけで、ハデでなくとも充分満足することのできる映画。こんな映画はなかなか無いかも。
2012年の映画。