「風立ちぬ」 こんな映画を観た:96

大人のためのアニメです。

Kaze01

ざっくりストーリー

 実在の人物、ゼロ戦の設計者である堀越二郎の半生を描いたハーフファンタジーなノンフィクションなお話。宮崎駿監督作品。

感想

 完全に大人のためのアニメ。あんまり熱心にジブリ作品は見ないのですが、ジブリにはこういう作品もあるんだなと。そういやココリコ坂もこんな感じの映画だったのかな。(←ジブリ作品に疎いのでてきとうな感想です。)

 さすが日本最高峰のアニメ集団だけあって、画はすばらしい。CGじゃないから群衆なんか描くの大変だったろうとか、関東大震災の表現とか風の表現とかはさすがジブリな感じ。

 そして大正〜昭和初期のみどりいっぱいの風景、軽井沢の避暑な感じや名古屋、東京の雑多な感じ、関東大震災のごちゃっとした風景など、とても見事だった。奈緒子のサナトリウムノルウェイの森を彷彿させる。

 男の生きる道は仕事だが、夢を叶えた仕事は時代的の流れによって戦争の道具になって不憫。の合い間に奈緒子に会いに行ったり行動力がすごい。ごちゃごちゃした時代。震災もあってこの時代に通ずるものがあるけど、へこんでもあきらめずに、歯を食いしばってというよりは、ひょうひょうと生きてく様を見せたかったのかなと感じた。あとお菓子のシベリアはそんな昔からあったのか~懐かしい。中身がようかんのバージョンは食べたことある気がする。

 主人公の声は庵野監督だったけど、あれはどうなのか。いくつかのSEが人の声だったけど、あれはどうなのか。そればっかり気になって。

2013年の映画。

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