「パシフィック・リム」(IMAX3D・字幕・吹替) こんな映画を観た:97

巨大ロボが戦う姿を観る。それだけだ。

Prim01

ざっくりストーリー

 巨大怪獣と巨大ロボが闘います。

感想

 まず、どうやって巨大ロボを作るに至ったか、そして操縦方法を序盤で紹介。導入のくだりが短いのはありがたい。

 ロボデザインや操縦方法は日本の特撮映画やアニメのそれをオマージュしてるのが多い。マクロスというかパトレイバーというか、なデザインのロボとか、ガンキャノンみたいなのとか、ザクをモチーフにしているやつもいるみたい。それぞれ必殺技的なものがあるのも日本的(笑)、操縦方法はエヴァに似ている感じ。LCLみたいな液体やロボと人間がシンクロしてどうのこうのという方式。だけど二人で操縦しなければならないというシステムが、のちのち物語に深みを与えている。ロボのパイロットはそれぞれバックストーリーがあり、葛藤もありながら戦っているのが現代的なヒーローだよね。

 肝心のバトルシーンは、正直、夜のシーンばっかで細かい所が暗いのはちょっとズルいとは思うけど、市街地で暴れるシーンもあるし、地上のコンテナや船を武器にぶん殴ったり楽しい。そもそも怪獣相手になんでパンチが主戦力なのか、遠くからレーザービームで攻撃でいいじゃんとも思うけど、怪獣をグーパンでぶん殴るシーンは観ていて気持ちいい。重量感もタップリ。怪獣のぬめっとした質感やロボのメタルな質感もリアル。

 IMAXで見て良かったと思う。3Dは自然にすんなり溶け込み過ぎて、迫力が増しているんだろうけど逆に3D感を感じにくかった(褒めています)。

 「Let's go fising !」の決めゼリフ(?)は字幕版でしか観れない。命を懸けて怪獣と闘いに赴くのに「魚釣りに行こうぜ!(゚∀゚)/ヒャッハー」な感じは、アメリカ人ならではの余裕のよっちゃんスピリッツだな(笑)これが吹き替えだとただの「魚釣りにいこうぜ!」になってたな〜。

 吹き替えついでに。必殺技「エルボーロケット」が吹き替えだと「ロケットパンチ」に技名が変更されていた。そりゃないでしょ!!声優さんはシュワちゃん、シャア、アムロ綾波あたりはすぐにわかった。ケンコバさんは意外だったね。

 相変わらず予告編で見どころが消費されてたけど、今は自分は予告編は逆に目を伏せて見ないようにしていたのでネタバレは避けられた。あとで予告編見たらヤマ場ばっかで、予告編でいろいろ見せちゃうのどうなの?アシダマナちゃんも出ていたが自分の思ってたとおりチョイ役だったけど、がんばってたんじゃないだろうか。

 最後はあの武器しかないというのはあまり納得いってない。結局アメリカバンザイ!に感じてしまうんですが。まあ、日本オマージュばかりだけでなく、レイ・ハリーハウゼンもリスペクトしてるらしいし、意識し過ぎかな。

2013年の映画。

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