「メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー」(IMAX3D・字幕) こんな映画を観た:111
メタリカのライブを大音量・大画面で観ることができる幸せといったら!!
ざっくりストーリー
とある街のアリーナでこれからメタリカのライブがおこなわれようとしていた。
バイトのトリップ(デイン・デハーン)はブタカンのこまづかいとして雇われていた。
ライブが開始したところで、トリップ君はあるものを取ってくるよう、ブタカンに命じられる。
その荷物を載せたトラックがガス欠で途中で止まったらしい。
街へ出てみるとなんだか様子が変だ。
…ライブと平行して進むサスペンス・ミステリー。
(…ですがほぼメタリカのライブ映像です(笑))
(私のメタリカ知識はわりと薄いです。洋楽、ハードロックファンなのでもちろんメタリカは知ってます。事前に発売された同名ライブアルバムで予習してから臨みました)
(でもなぜかメタリカ学習帳は持ってます(笑))
感想 [軽くネタバレしています]
ほぼメタリカのライブ映像なので、メタリカファン、とそれに準ずる人たち(洋楽ファン、ロックファン等)ならチョー楽しめますが、友人、彼氏にムリクリ連れられて来た人には苦痛かも^^; デイン・デハーン君推しの人はかろうじてOKな感じ?でも今イチオシの若手デハーン君をキャスティングしたのはいいとこついてる。
とある都市の上空からゆっくりカメラが降りてきて、やがてライブ会場の駐車場へ。まあ、3D映画ではよくあるパターンのオープニング。IMAX3Dで観ましたが、3D感はわりと控えめでした。3D感はどちらかというと控えめな方が好まれます。あんまり3D感がキツイと途中で気持ち悪くなるし、メタリカのライブだから頭揺れるし(笑)
ストーリー編の主人公:トリップがスケボーで現れ、そしてメタリカの各メンバーが登場、その登場シーンもそれぞれの個性が現れている。トゥルージロさんの登場シーンおもろい(笑)
そして上映開始5分もしないうちに、おなじみのエクスタシー・オブ・ゴールドが流れ始め、ライブが始まるぞ!!という雰囲気に。ラーラ〜〜♪ラーラ〜〜♪
そしてクリーピング・デスでスタート!ラーズのドラム爆音!うおースゴい大音量!映画館来てよかった!
トリップ君も「Die! Die!」と観客と一緒に(仕事もせずに(笑)叫んでいてたら、ブタカンに呼び出される。「エーッ!マジっすか!」という顔をしながらバックステージに引き上げるトリップ君。仕事は、会場に向かってる途中で止まっちゃてるトラックから荷物を取ってこいと。街に出てみると、なんだか様子がおかしい。荒れ果てている。
というような感じのストーリーがライブの途中に差し込まれます。でも決してライブのジャマにならず、うまく融合した感じでライブを引きたてます。
で、ライブの方は、まず演出がすごい、「X」みたいな形をしたステージにLEDビジョンが床に埋め込まれており、床からは炎が吹き出したり(あの量はいくらなんでも多すぎ(笑))、レーザー光線で銃弾が打ち込まれ(という演出し)たり、十字架が突き出たり、天井からは棺が降りてきたり、タペストリーに映像を映しだしたり、それらが曲に合わせて登場してゆく。見事だ。そしてドリス像もライブ途中で建設される。唐突に床からパーツが出てきて建てられるのがすごい。
メタリカの4人の演奏をIMAXカメラでアップでとらえる。ジェイムズ兄貴の汗からラーズの2バスの足元、カークの手元から鶴次郎のいかつい表情など、迫力がすごい。
今さら言うことでもないですが、メタリカはライブバンドなんだなぁと実感。これが長年第一線でがんばってるバンドの実力だ。うまく語れないけど、ジェイムズ兄貴の「声」は聴く者の心を鼓舞してくれる。あらためてメタリカってすごいな。劇場で観れてよかった。
一応、セットリスト書きます。
OP: The Ecstasy Of Gold
01:Creeping Death
02:For Whom The Bell Tolls
03:Fuel
04:Ride The Lightning
05:One
06:The Memory Remains
07:Whenever I May Roam
08:Cyanide
09:...And Justice For All
10:Master Of Puppets
11:Battery
12:Nothing Else Matters
13:Enter Sandman
14:Hit The Lights
15:Orinon
メタリカファンの人はこのセトリを見てどう思うのだろうか。ファンでない私からすると、ベスト盤に近い、代表曲をまんべんなく楽しめるセトリと感じました。どっかメタリカのライブ行きたいなぁ。
2013年の映画。