「ゼロ・グラビティ」(IMAX3D・字幕) こんな映画を観た:115
生きねば。
ざっくりストーリー
宇宙空間で作業中にトラブルが発生し、主人公たちは宇宙に放り出されます。
感想
宇宙空間で作業中の主人公たちに、ロシアが爆破した衛星が元で、衛星の破片がデブリになって降り注いでくる。地球の軌道上に、衛星の破片がぐるぐる回る感じで周回で連続で襲ってくる。ロシア人、なにやってんの!!
で、乗ってたスペースシャトルは大破するんだけど、爆破シーンに音がない。宇宙空間だから音は届かない。不思議な感じだ。音が少ない分、映像に見入る。何度か爆破して破片が飛び散るシーンがあるけど、本当に精緻で素晴らしい。こっちに向かってきた破片を避けようとしてしまった。IMAX3D見てて初めて。3D映画全般の弱点として、どうしても映像が暗くなってしまう。3D眼鏡の性質上どうしようもないんだけど、今後どうにかしてほしい。
映画だから、きっと主人公たちは助かるんだろうな。と頭のどこかで思っているが、そんな余地も与えないような臨場感。無重力空間の表現、水、炎などの宇宙空間での表現。ヘルメット内から通り抜けてヘルメット外へ移動するカメラアングルの滑らかさ。「アバター」、「トランスフォーマー」に次ぐ新たな3D映画のスタンダードだ。
宇宙空間の壮絶さの表現を見て、今さらだけど自分たちは地球のやさしさと、守られているんだなと実感。あんな宇宙へ行ってしまう宇宙飛行士をあらためて尊敬。自分は絶対に宇宙に行きたくない。
死に極限的に近い状況だからこそ、生きている喜びを感じられる作品。
2013年の映画。