四国4分の2 Vol.2 徳島編 奥華子 4th letter

 2/12は前日に引き続き、奥華子さんのライブ。昨日は香川、今日は徳島です。連日ライブ参加はたまにやりますが(笑)ツアーでの連日ライブ参加は初めてです。

 場所は徳島駅前のそごうとアミコが入っているビルの中。ビル自体は9階ほどあるようですが、ホールの入り口は4階でした。

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 エレベータを上がり、チケットをもぎられ、入場してみると、なんだかホールの天井が丸い。いったいこのホールは一体なんなのだろうか・・・?

 ステージ上にはいつものカワイのキーボードが左。右にグランドピアノ(小さいサイズ)

 席は300名に満たない程度。このサイズのツアーライブは自分も初めてです。

 以下、セットリストです。ツアー中のため、一旦空けます。ツアーも残りわずかですが、まだセットリストを知りたくないタフなかたはご注意ください。

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奥華子 CONCERT TOUR '10~'11 弾き語り 4th Letter
セットリスト @ 徳島シビックセンター ホール  20110212 18:00~
(key:キーボード pf:ピアノ)

01.rebirth  (pf)
02.笑って笑って  (key)
03.
ガラスの花 (key)
04.羽 (pf)
05.逢いたいときに逢えない (pf)
06.ガーネット (pf)
07.恋 (pf)
08.春夏秋冬 (key)
CMソングコーナー(ガスト)
徳島のうた
09.プラネタリウム大塚愛 カバー) (pf)

10.虹の見える明日へ (tr) with 観客と輪唱
11.楔 (pf)
12.トランプ (pf)
13.パズル (pf)
14.泡沫 (pf)
15.木漏れ日の中で (pf)
16.初恋 (pf)

アンコール
17.元気でいてね (key) with リズムボックス
18.奥華子ドンドンメドレー(Birthday~Happydays~自由のカメ) (key) 
with リズムボックス

 徳島は、2007年に、はなはるフェスタ、2010年にうだつ音楽祭(昨日の香川のうたづ(宇多津)とは場所が違いマス)以来で、ワンマンライブは初ということで、初めての人が多かったです。ぱっと見、大半が「初めての人~?」の質問に手を上げていました。

 「奥華子の代表曲は好きな曲は?」と、お客さんのやりとりが、なぜか最初、挙手制での受け答えだったのが面白かったです(笑)

 「春夏秋冬」でのMC。
 華子さんのお友達に赤ちゃんが生まれ、その出来事をもとに生まれた曲だそうで、それから早数年。その赤ちゃんも大きくなり、華子さんのライブDVDを観ると、「はなちゃん~はなちゃん~」と指さすようになったとのこと(笑)

 で、ある日テレビで、某黒メガネシンガーソングライターA・Aさんを観た時にも、その赤ちゃんは「はなちゃん~はなちゃん~」と指さしたそうです(苦笑)

 会場全体が、なんとなく苦笑いな雰囲気だったのは、A・Aさんが地元徳島出身だったからでしょうか・・・そのことを華子さんはご存じだったのでしょうかね~(´~`) 考えすぎ?

 即興徳島のうたの製作のコーナーでは、観客のみんなからお題をつのり、「すだち」、「阿波踊り」、「渦潮」、「わかめ」、「こなきじじい」などのお題か ら、「こなきじじいが現れて~~渦潮に巻き込まれたけど~~こなきじじいが助けてくれた~♪」となかなかシュールな徳島ソング になりました(笑)

 このホールはもともとプラネタリウムだったそうです。だから天井があんなに丸い、独特な形状だったのね。ということでカバーソングコーナーは、このホールにちなんで急遽、大塚愛さんの「プラネタリウム」にしたそうです。本来別の曲だったとか。
 
 で、華子さんがリハ中に、スタッフのかたに恐る恐る「あのぉ~星~出ますかぁ~?」と聞いてみたら、「もう出ません・・・」と言われたそうです(^^;)

 「虹の見える明日で」では、トランペット吹き語り!で観客席を練り歩く♪ホールが狭い分、くまなく歩きまわりました(^^)途中、さらっと空席に座ったり(笑)




 アンコールの「元気でいてね」での前のMC。
 
 今回のアルバムはなかなか完成せず、曲ができず、なんのためにウタっているのかまで悩み、追い詰められ、、、、でもみんなに会いたいからウタい続けているんだと最認識。そんな中から生まれた曲だったそう。 確かになんだか生々しいですよねこの曲。

 そのMC中からちょっと感極まってきてる感じがして、歌唱中にも声をつまらせ、ウタいにくそうでした。でもちゃんとウタいきりました。

 華子さんはライブで感極まることはあっても、声をつまらせることはまずないので、とても印象的でした。

 今回のツアーは40ヶ所、41公演もあるので、自分が思うに、ライブを演っている本人は感覚がマヒしてしまうんではないかと思うんですが、そんなことは全く無いんですね。41公演、全てが違う。41個のうちの1個、パッケージ販売の商品ではない、その場その場で華子さんと観客のみんなで作る生もの。だから華子さんもこの地でライブができて、うれしかったんだと思います。

  最後はオールスタンディングでの熱唱。終演後は恒例の影アナを・・・と思ったら、今日は影アナは無しでした・・・と思ったら、スタッフブログによると、マイクのスイッチが入ってなかったそう(^^;)

 終演が20:30頃、この施設は21:00までに撤収しないと怒られてしまうようで、それでもハイタッチ会を催してくれました。人数は多くないとはいえ、超速ハイタッチでした(笑) 自分は華子さんに「あー!」とか「おーー!」とか言われたような(^^;)

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夜の徳島駅。駅はなかなかデカいです。

 今回のライブは、観客のかたがたは、華子さんとのやりとりの時はおとなしかった感じがしました。が、「虹の見える明日へ」では大きな声で歌ってくれたり、でも「華ちゃーーん!」的な掛け声もなく、わりとシャイなかたがたなのかな?と思いました。

 そんなこんなでアンケートも急いでガーーーっと書いて提出し、会場の外へ出て、駅方面を歩いていると、女の子2人組が路上ライブを行っていました。スピッツの曲をずっとカバーしてました。あまり・・・というか、全くお客さんがいなかった。

 ・・・かつて華子さんもそんな立場だったかもしれません。自分がたまに路上ライブの人を見かけると、どうしてもかつての自分の知らない時代の華子さんを重ねてしまう。そのアーテイスト二人には失礼な話だけど。この日、声を詰まらせていた華子さんは何を思ってウタっていたのかな、とふと思い出しました。道行く人が立ち止まって、自分の歌を聴いてくれる喜びをずっと持ってる人は、強いのかもしれません。

 後半の文章はだいぶ情感的に書いてますが、家に帰ってきて、思い出しながら感情を盛ってる部分もあります。無かった事実までは盛ってはいませんが、事実は事実として書いてますが、、、、考え事が好きなだけです。要は何が言いたいのかというと、そこまでしょっちゅう華子さんのことを考えてるわけでもないけど、でもあのかたの歌い姿やMCを見てると、普段の自分の偏屈さにあきれて、身の引き締まる思いがするというか、やさぐれた心を、まただいぶニュートラルに戻してくれるような、そんな気がします。

おわり。