女性の品格、華子の品格、 奥華子 CONCERT TOUR2010-2011 in 東京 昭和女子大学 人見記念講堂

 2/20は奥華子さんのコンサートを観に、東京の世田谷にある、昭和女子大学まで行ってきました。大学っつっても学園祭ではなく、れっきとしたコンサートツアーです。

 この女子大の講堂は、普段はもちろん学内使用ですが、一般にも開放されており、各種コンサートや、テレビジョンのクラシック番組などでも利用されています。席数はおよそ2000席!今ツアー最大クラスです。

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入口です。そういや一昨年は別の女子大で学園祭ライブがありました。

 ここの学長さんは、一時期話題になった「女性の品格」という本の著者、坂東眞理子さんが学長を務めています。たまたま坂東さんがテレビジョンに出ていたのを見て知った、ニワカ知識の披露です。だからこのエントリーのタイトルに深い意味はありません。続けます。

 

 最寄駅の三軒茶屋から、なんとなく人の流れに沿って歩くと、およそ10分で無事到着。
 校内は、ものすごいひとだかり。これはすごい。女子大だからといって、女子率が決して高いわけでもなく、いつもと同じ面々が(笑)そして、誰か来てないかな~と見まわして、トモダチ達を発見。ごあいさつをして、合流し、入場列へ。

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さすがにすごい人。女子大だけに、女子ばっか・・・でもなく、普通でした。

 入場してみると、ステージ上には、いつものキーボードと、スタインウェイ社製のグランドピアノ。 セットは奥には大きな木と、ベンチがひとつ。それらを取り囲むように白木のセードのアンドン照明が並んでいる。全国ツアーは、地方ごとでセットが異なっているらしく、関東は樹木+ベンチが基本のようです。

 ブルーを基調としたとても大きなホール。いいなと思ったのは、座席が、立ち上がると勝手に上がらず、そのままをキープしているところかも(笑)あのパコって勝手に上がる座席って、意外と逆にめんどかったりする・・・。

 始まる前に通路をうろうろしてたら、ツアーTシャツを着たショートカットの女の子の後ろ姿を見かけ、「まさか!」と思いましたが、物販の女の子でした。いやいや、ほんとソックリだったんですって!!(誰も聞いてない。)

 以下、セットリストです。ツアー中のため、一旦空けます。もう残りの公演もわずかですが、まだまだ、まだ、セットリストを知りたくないかたはご注意ください。

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奥華子 CONCERT TOUR '10~'11 弾き語り 4th Letter
セットリスト @ 東京都 昭和女子大学 人見記念講堂  20110221 16:30~
(key:キーボード pf:グランドピアノ)

01.rebirth  (pf)
02.笑って笑って  (key)
03.
ガラスの花 (key)
04.逢いたいときに逢えない (pf)
05.ガーネット (pf)
06.恋 (pf)
07.春夏秋冬(key)
CMソングコーナー(ガスト→テプコ→マスト)
東京のうた
08.らいおんハート(SMAP カバー) (pf)
09.
虹の見える明日へ (tr) with 観客と輪唱
10.楔 (pf)
11.トランプ (pf)
12.パズル (pf)
13.泡沫 (pf)
14.木漏れ日の中で (pf)
15.初恋 (pf)

アンコール
16.元気でいてね (key) with リズムボックス
17.奥華子ドンドンメドレー(Birthday~Happydays~自由のカメ) (key) 
with リズムボックス

 去年の9月から始まったこのツアー。関東では他県で何度か開催されていましたが、やっと東京ツアーがやってまいりました。華子さんの故郷は千葉。とはいえ首都東京はやはり特別です。関東はツアーもフリーライブも頻繁に行われているので、やはり観客のリピーター率は高かったです。華子さんも「いつもお世話になってます~」とおっしゃってました(笑)いやいや、こちらこそ~という感じです(^^)

 さすが、デカいホールだけあって、音響も照明も素晴らしかったです。まず、観客の拍手の音量、音響がすごい!1000人以上の拍手を久しぶりに聴きましたが、耳がびっくりしたというかなんというか。拍手の凄さに「おおっ!」と思ったのは初めてです。

 演出はスモークも焚かれて、それと合わせたカクテル光線(という表現が正しいのかわからな いけど)がすごかったです。「ガラスの花」のカクテル光線、そして「虹の見える明日へ」ではバックのスクリーンがパアーっと虹色の照明になり、ホントに 虹が見えたり(笑) また「ガーネット」の青い空のバックの照明が印象的でした。自分的にはインドアで聴くガーネットはどちらかというと微妙なのですが、曲のイメージにピッタリな照明はいいですね。

 「もっと予算があれば~巨大スクリーンを使ったんですけど・・・」とも華子さんは言ってました(^^;)それもアリですね。アーティストの歌い姿を生で観るのもライブの醍醐味です。

 

 三軒茶屋は華子さんにとってはわりと身近な場所だそうで。今回はウタいませんでしたが、「小さな星」のPVのロケ地でもあるそうです。ロケで道で撮影していたら、カメラが回っているところに、ジャージ&赤メガネの女の子(=華子さん)がおり、「あれ誰??」という雰囲気というより「あれ何??(をやってるの??)」だったそうです・・・(^^;)

 「奥華子の代表曲は~?」の問いかけには、食い気味に「ガーネット!」が挙がったほか(笑)、マニアックな曲から人気曲まで、幅広~く解答が寄せられました。関東でも地方でも、「代表曲」の問いは、結構マニアックな曲も挙がるので、めいめいの「自分の好きな曲」なんだろうな~と思いました。

 観客のみんなからお題を募る、東京のうたコーナーでは、「ソラカラちゃんスカイツリーのマスコット)」、「ノッポン(東京タワーのマスコット)」、「サンシャイン」、「亀戸餃子」などが集まり、なぜか「キャロットタワー(三茶のランドマーク(目印的建造物))」でシメる東京(・・・の三茶押し(笑))のうたが作られました。無難な感じにはならず、ちゃんとオチもある曲がパッと作れるのがすごいです。天然なほんわかした感じがいいですよね。



 初恋をウタい、華子さんが一旦袖に掃けたあと、真っ暗なステージ上で白木のアンドン照明だけがぽつぽつと、ぼんやり光っている。アンコールがあるのは誰しもわかっているけど、この演出、結構好きです。

 そしてその後、ツアーTシャツ(通称:ヨンティー・・・って勝手に仲間内で呼んでるだけです)(バナナ色)を着て再登場!もうツアーTも何度もホテル等で洗い、アイロンをかけてライブで来ているそうですが、華子さん曰く、「全く伸びません!」とのこと(笑)
 
 最後は生声で観客へ挨拶し、影アナもしっかり行ってライブ終了。



 会場は大きさが全てではないにしても、やはり大きいホールは音響も照明もすばらしいなぁ~と思いました。

 終演後はアンケートを書いて提出し、トモダチとガストでごはんを食べ、解散しました。途中、雨も降っていたようですが、店内にいた時にうまいこと止んでいたようです。

 正直、ここんとこ仕事が忙しくて体調も優れなかったので、自分的にももっと体調を整えて、ライブに臨みたいです。それを考えると、「あ~今日は調子がイマイチだからだいたいな感じでやろう~」的なことはアーティストさんは絶対にできないんだなと感じます。

 もうツアーもラストですが、まずこれだけの数のツアーをこなせるのがすごいです。半年近く、他のラジオやら何やらの仕事をこなしながらツアーを続けていれば、常に100%なんてのもなかなか難しいのかもしれませんが、それをこなすのが「プロ」なんだろなあと思います。

 自分も風邪はひいてないにしても、あんまり体調もよくない時や寝不足気味の時もありな感じで仕事をこなしているので、「働く人」としても尊敬します。「よし、オレもがんばろう!」と思います。ミュージシャンに「働く」という表現はあんまりそぐわない感じもしますが・・・。

 ツアーもあと3公演を残すのみ。寂しいような気もしますし、また新しいことが始まる!と思うとわくわくもします。

おわり。