奥華子 スマイルライブ  in ワンダーグーひたちなか店 2011

 7/3は奥華子さんのライブを観に、茨城県のワンダーグーひたちなか店に行ってまいりました。ワンダーグーとは、茨城を拠点とするCD・DVD・本・を中心に、ケイタイ・コスメなども売っているお店です。

 今日はまた車での移動。高速道路を走っていましたが、現地に近づくにつれ、 80キロの速度制限が出てきて、さらに50キロの速度制限に変わり、そして路面の補修跡が一般道並にいっぱい。側道にカラーコーンが置いてあったり、信じられない方向へのタイヤ痕も何本も何本も見かけ、いまだ震災の爪あとが残っているんだなぁと思いながら現地に辿り着きました。

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 場所は茨城県ひたちなか市。さすがにワングーで食べるところはないだろうと思っていたので、途中で腹ごしらえしてから会場に向かいました。

 現地に到着し、先に会場に着いていたトモダチの後ろ姿を見かけ、肩をちょんちょんと叩き(笑)、合流。そしてライブ開始を待つ。

 最初は立ち見だったけれど、自主的に座る人たちが出て、自分たちの回りも結局店内の床に座ることに。自分はそれなりタッパがあるのと、立ち位置のコツをつかんでいたので、立ち見で苦労することはあんまりなかったのでそのまま立ちでよかったんですが…しかも地べたに座るのはかなりニガテ。まいったなぁ〜。まあ、後ろの人も観れるからよしとしますか。

 そうこうしているうちに華子さん登場。フリーライブ恒例の公開リハーサルを行いました。(内容はあまりメモれなかったので割愛します)

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 ライブも始まり、華子さんのまずご挨拶。このお店は2008年7月オープンされ、翌月の8月にこのお店初のミュージシャンさんのライブをおこなったとのこと。つまり華子さんのこのお店でのライブは2回目。当時の記録はここです。(私は当時はファンではなかったので行けてません)

奥華子 スマイルライブ @ ワンダーグーひたちなか店の店内の広場 20110704

ステージ1 14:00~
01.ガーネット
自己紹介ソングコーナー(ガスト〜お部屋探しマスト)
02.初恋
03.君の笑顔
04.Birthday
05.笑って笑って

ステージ2 16:00~
01.変わらないもの(アレンジVer.)
02.恋
自己紹介ソングコーナー(ガスト〜お部屋探しマスト)
03.君の笑顔
04.手紙
05.Happydays

 今日はおもいっきり本屋の中の広場でのライブ。真後ろからや、本棚越し、コスメコーナーの棚越しにも観てる人もたくさんいました(笑)

 震災の影響で4月になって再開したこの店舗。やはりこのあたりでは地震でのダメージも結構あったようです。トモダチも申してましたが、お店の天井が(逆に)キレイ。つまり、そういうことなのか…と思いました。 

 今日、一番言えることは、お店側のバックアップ体制がすごいということ。この日は、他店からもお手伝いメンバーがいっぱい駆けつけてきており、会場の整理、物販の売り込み、入り口でのスマイルライブの宣伝などなど、ものすんごい熱の入れようでした。ワングーさんは例えば守谷店はライブスタジオもあり、アーティストさんを応援しようという意気込みがすごいです。

 そしてチャリティ手ぬぐいも主に茨城の他店でも販売されていたようです。グッズをお店で売ってもらうのはまずありえないことだそうです。お店の売り上げには一切関係ないですからね〜。

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(左)オリジナルのフライヤーとか、(右)巨大POPで売り場拡大とか♪

「手紙(2008年1月発売)」でのエピソード。

 当時歌うことに少し落ち込んでいた華子さん。ファンのかたから一通の手紙と「お米」をもらったそう。「華子さんが作った歌で元気をもらっているから、自分は自分が作ったお米を送ります。」とのこと。その時に華子さんは気づいたそうで、人生は物々交換(物であったり、心であったり)だと。

 そして岩手の被災地を訪れた時の話。震災で夫を亡くした女性。「手紙」を聴いて、夫からのプレゼントだと思っていると涙ながらに語ってくれたそうです。そういう生きる「糧」になる曲になってくれたいうのは、きっと歌うたいの人にとっての目指すところなんだと思います。失恋の曲以外も、華子さんにはいっぱいいい歌があります。「スマイルセレクション」は奇しくもそんな歌たちがまた陽の目をみることができる(というのはかなり失礼ですが)アルバムだと思います。

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 華子さんの裏側で観てるひとたちもいて、中年夫婦、女の子、などいろいろいらっしゃいました。小学一年生ののぼり旗の奥の方で一人の女性が、2ステージ目の「恋」を聴いてからその後ラストまでずっと涙を流しておりました。われわれ正対している大勢の観客の丸見えの位置で、華子さんの後頭部を見ながらも流す涙はどんな気分なんだろうかと思ったり。

 自分も(自分の中での)今日イチは「恋」だな〜と思いました。ずっと座っていたので自分のヒップ(尻)の耐久性もとうに限界を超えていましたが、その時はしばし痛みを忘れることができました。

 だから握手会で、「今日は「恋」が一番心に響きました!」と伝えたら「そうですか!今はそんな気分なんですかね☆」とおっしゃられた。違う。伝えたいのはそういうことじゃない。本当に言いたいことは違うんだ!でもそれ以上うまく表現できなかったので、なんとなくな感じでその場を去りました。う〜む。

 握手会も終わり、トモダチとガストでご飯を食べ(なぜか華子さんのライブ会場の近くにはガストがあるんだよね〜)、駅まで送り、解散しました。

 華子さんのおこなっている活動は華子さんの目の前で連綿と続いてゆき、私から見た華子さんの活動は、本人のブログやラジオなどで断片で私の目の中頭の中に入ってきて、だから同じような気持ちでいるようで違うのは当たり前で、

 こうやってたまにほんの短い時間、お互いの時間がクロスすることがあって、せめてその時間はかなり同じ部分を共有しているので、その時のことは言いたいことをなんとか伝えられるのかもしれませんが、でもそんな簡単に伝えられるもんでもないなと思いました。当たり前のことを小難しく書いているだけです。

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 「がんばっぺ!!茨城!!」・・・とバスにも掲げてありました!!

 おわり。