「ダークナイト (ブルーレイ・吹替)」 「インクレディブル・ハルク (iTunesレンタル・吹替)」 こんな映画を観た…お家で:14、15

ダークナイト (ブルーレイ・吹替)」 

バットマン」のリブート作品第2作目。

 このシリーズの今作のキモはジョーカー。冒頭からその極悪っぷりが見られる。その冒頭シーンもいきなり緊迫感が出ていて良い。なにげにその冒頭シーンのチョイ役でプリズンブレイクのマホーン捜査官:ウイリアム・フィクナーが出ていて、なんとも贅沢な使い方。

 それからバットマンのスーツやらガジェットやらもさらに進化していて楽しい。スーツの改良がなされたり、ほとんどタイヤしかないデザインのバットモービルが出てきたり。極めつけはソナー的な役割で街全体を見渡せるシステム。いろんなこと考えるよね〜。そして実写を重視しているらしく、カーチェイスに格闘シーンにいっぱいの爆発に重量感があっていい。

 シリーズおなじみのジム・ゴードン役のゲイリー・オールドマンはやっぱりウイリアム・H・メイシーにしか見えない(笑)。でもやっぱり故ヒース・レジャージョーカー役が光ってました。復讐とか何かを憎むとか関係ない絶対的な悪。バットマン自体も絶対正義と言うよりは警察には疎まれてるポジションなだけに非常に後味の悪い気分の作品…と言ってもそういう映画だからいいとかわるいとかそういう事を言っているのではなく、そういう空気感がうまく出ているなと。ゴッサムシティはなんでこんなにいろんな悪党がこぞってやって来るのか謎~。

2008年の映画。

インクレディブル・ハルク (iTunesレンタル・吹替) 」

単品としても昔からある作品ではあるが、今作は「アヴェンジャーズ」に続いてゆく意味も含まれる作品。

 冒頭のスタッフロールで、いかにしてハルクになり、逃亡し、ブラジルで隠匿生活を送っているかがさらっと流されるのは時間短縮になってよいと思う。

 いきなりヒクソン・グレイシーが出てきたのは驚いた。それで怒りをコントロールできたのかは正直謎だけど、贅沢な使い方。

 ハルクの剛腕表現はシンプルだけど楽しい。でも強すぎて、普通の人間では歯が立たないからバランスがとれなくては映画としてツマランのだけど、やはりハルク的悪役も出てきて剛腕合戦になってくのは良いよね。

 ただ、吹き替えの俳優さんの声がどうも・・・。自分は決して俳優を吹き替えに起用するのは反対ではないが、声優さんは「声」の「演技」をするわけだし・・・(有名声優さんの受け売り)・・・だが、人によるんだなと思いました。その辺はご本人は自分で声をアテた映画を観てどう思うのだろうか。

2008年の映画。