「ダークナイト・ライジング (IMAX 2D・字幕)」 こんな映画を観た:63

「ついに完結……。」

Dkr

ざっくりストーリー

 前作のラストでバットマンを前作でわざと悪者に仕立て、失踪したことになっている。それから8年経ち、新たに「デント法」を立ち上げて悪者は軒並みムショにぶち込み、それなりに平穏になったゴッサムシティ。バットマンブルース・ウェインは度重なる闘いで身も心もボロボロのまま。そんな中、新たな敵「ベイン」が現れる。さあ、どうする!バットマン=ブルース!

感想

 まず前作同様、冒頭のシーンに度肝を抜かれる。ただごとではないものが始まるんだなと。

 今回の悪役のベインは前作のジョーカーに比べ、わりと分かりやすい目的を持ってる悪役なので、与し易いしマッチョで豪腕な感じでロードウォーリアーズみたいだし(笑)、声が加工されててダース・ベイダーみたいだし悪役として非常にわかりやすいけど、トリッキーじゃないぶん面白みに欠けるというか。でもどうやってごはん食べるんだろ??ベイン役はノーラン監督の「インセプション」でも出ていたトム・ハーディ。ルックス変わりすぎ!

 そしていいもん側で新キャラ:ジョン・ブレイク警部役でこれまた「インセプション」に出ていたジョセフ=ゴードン・レヴィットが出てくる。ノーラン監督でジョセフ=ゴードンさんが出てくると何か重要な役どころなんだろなあと感じるけど、今回もそんな感じ。そういやマリオン・コティヤールも「インセプション」つながり。

 ストーリー全体的に、前2作は吹き替えで観てしまったので、字幕版を観てると理解度が浅くなってストーリーがつかみづらかった。これは私の責任で映画の責任ではないのでアレなんですけど、IMAX版も吹き替えやってくれ!でもIMAX版は2Dでも音響も画面の迫力もすごいし、やはりいいね。

 三部作あって全部面白くするのは非常に困難。つまんないわけではなかったけど、正直、二作目のダークナイトの方が面白かった。自分が思う理由の一つとして、最初から最後までバットマンが出ていたから。今回は途中で離脱しちゃうからなんだか間延びした感じで、でもそれはストーリー上しょうがないんだけど。

 相変わらず実写の迫力はすごい。冒頭の飛行機のシーンやらフットボールコート爆破シーンやら空飛ぶ乗り物「バット」も飛ばないけど実物大を使ったり、重厚な感じはよい。

 タイトルにある「ライズ」してくるのは誰なのか。何なのか。ちゃんとタイトル通りになってました。

2012年の映画。