「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(字幕) こんな映画を観た:69

  「バック・トゥ・ザ・シアター」という企画(どこ発信か知らない)で、昔の名作が2012年の今、劇場(TOHOシネマズとワーナーマイカルの一部の劇場かな?)で観ることができるらしい。その第二弾ということで、

 この映画ありきで「バック・トゥ・ザ・シアター」という名の企画が立てられたんでは?という映画(笑)

 当時のフィルムをそのまま流すんではなく、デジタル処理されての再上映ということで、映像も素晴らしかったです。とにかく懐かしい!

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ざっくりストーリー

 時は1985年。高校生のマーティー(マイケル・J・フォックス)の友人ドク(クリストファー・ロイド)が開発した、車を改造したタイムマシンに乗ってマーティーの両親が若者だった時代にタイムスリップし、ドタバタする話。

感想。

 冒頭のピタゴラスイッチ的な自動朝食マシーンからの~玄関マットに家のカギを隠すマーティの足のショットになり~の、巨大アンプスピーカーの前でギターをかき鳴らしてすっ飛んで~の~グラサンを上げて主役のお顔の登場!なんてシーンでもう自分はテンションMAX(笑)

 この映画は言うなれば映画の王道。タイムトラベルSFあり、学園モノあり、ジェネレーションギャップあり、お色気要素も少なめで大人も子供も観られる。ドキドキワクワクさせ、コメディもある。

 ロレイン(リー・トンプソン)はこんなに美人さんだったっけ?やマーティはイケメンというよりなんだかかわいらしいな~。たぶんデジタル化されて肌の質感が高まったからかな。

 ドクとマーティはあんなに世代が違うのになんで友人なのか謎だし(原作には書いてあるのかな?)、ロレインはいくらなんでも惚れやすすぎだろ!とか、プルトニウムがそんに簡単に盗めるの?など、ツッコミどころもあるけど、時代的にユルい設定でもOKだったのかと。プルトニウムなんぞ今の時代だとデリケート過ぎて話として使えなかったかも。時代は変わった。

 3部作ある1作目で、3部作とも役者はあまり変わらず、質を変え続いていくことになるが、どれもじゅうぶん楽しめる。この「バック・トゥ・ザ・シアター」企画でPART2、3も上映してくんないかな。

以下、駄話

 タイムトラベルに必要な電力である1.21ジゴワット、当時は子どもだったので、そういう単位があるのか〜と思っていたけど、大人になった今、ジゴワットって単位なんて無いぞ??と思っていたら、ギガワットの間違いだったいうのも最近知った。

 当時、自分はまだ子供で、ギリギリPART3は劇場で2回、観ることができたけど、このPART1は劇場では未見。だからなおさら感慨深かった。お客さんはあんまり入ってなかったけど、、、。

 当時、TVで放映されていたこのPART1を観てものすごく興奮し、その時近所で火事もあってなんだかヘンなテンションになった…など当時の情景をありありと憶えているし、東京の大丸にデロリアンが展示された時は、わざわざこのために東京まで足を運んだ思い出もある。

 この映画でロバート・ゼメキス監督や音楽担当のアラン・シルベストリも知ったし今も好きだ。そして主題歌のヒューイ・ルイス&ザ・ニュースや劇中でちらっとだけ出ていたVANHALENも今の自分のハート&ソウルになっている。とても思い入れの深い作品。劇場で観れて本当によかった。マーティーが55年からバック・トゥ・ザ・フューチャーする直前、ドクと別れのハグをするシーンはウルっときてしまった。

 今、マイケル・J・フォックスさんは30歳の頃に発症したパーキンソン病と闘いながら俳優業も続けているらしい。世が世なら当時の(今も)同世代の人気俳優、トム・クルーズと双璧をなす俳優になりえただろうMJ。どちらも外人さんのわりには背が低い(MJは163cm)のにカッコイイという離れ業(?)をなしとげている感じで、MJがパーキンソン病になってしまったのは残念だが、病と闘いながら仕事を続けているのには感動する。

1985年の映画。