「JAPAN IN A DAY」 こんな映画を観た:72
「あの日を忘れないために」な作品。でも…。
ざっくりストーリー。
東日本大震災から1年後の2012年3月11日。その日の1日を一般の人(主に被災地の人)が撮影した動画をつなぎ合わせた作品。
感想。
家族をいっぱい亡くして、一周忌を仮設住宅で過ごしながら、残った親戚と笑顔で淡々と語る人。
津波から逃げる時、隣人に声をかけなかったのを未だに後悔してる人。
放射線量を気にしながら子どもを外で遊ばせている人。
救助の時に小さな女の子を助けることが出来なかったのを悔いてる人。
何事もない一日を過ごす人。
それらをうまいこと組み合わせて、群像劇的な手法でそれぞれの人たちの2012年3月11日の一日を映す。
確かにそれらのことを見ているとグッとくるし、あの日のことを絶対に忘れないという気持ちは私も変わらないし、あの映像ををうまいこと組み合わせるのも技術が必要なのはわかるけど、わざわざ映画館で上映する意味はあるのだろうか。
一般人の撮影なので手ブレがひどい映像も多くあり、途中で気持ちわるくなった。
2012年の映画。