「LOOPER」（字幕） こんな映画を観た：８０

どうしても本人同士には見えなくて。

ざっくりストーリー

　時は２０４４年。主人公のジョー（ジョセフ・ゴードン＝レヴィット）はタイムマシンで３０年後から送られてくる人間を処刑するという仕事をしていた。その処刑人は「LOOPER」と呼ばれていた。

　LOOPERを辞める時は、３０年後にLOOPERの自分に殺されるという契約。ある日、いつもの処刑場の前に立ったジョーは、３０年後の自分（ブルース・ウイリス）と対面することになる。

感想

　３０年後の未来から送られてくるやつを処刑するというのはおもしろい設定。２０１３年からすると３０年後の世界だけど、今とあまり変わらず、犯罪は横行しているってのは意外と的はずれな設定ではないと思う。

　で、ジョーの３０年後の自分がジョーの時代に送られてくるあたりから物語は面白くなってくる。ジョーがこのあと３０年、どんなふうにすごしたかを数分で見せるくだりはなんとも…途中のジョー（ブルース）の髪型とか！それにして、将来自分はハゲるのかとわかると、どんな気分なんだろうか。自分の親を見ればだいたい自分の毛髪の行く末を知ることはできるけど（笑）、複雑だろうなあ〜。

　それにしても、どうしても二人が同じ人物には、ヤング・ジョーとオールド・ジョーではなく、ジョセフ・ゴードンとブルース・ウイリスにしか見えなかった。あとから映画のサイトをのぞいたら、ジョセフはブルースのしぐさを研究し、そして顔を特殊メイクでブルースに似せたらしい。言われてみればいつものスッキリした感じのジョセフではないなとは思っていたけれど。でもそれでも違うよ！しょうがないけれど。ジョセフを特殊メイクで老けさせてとかの処理をすべきだったと感じた。

２０１３年の映画。