「インターステラー」(IMAX2D・字幕) こんな映画を観た:145
人智の向こう側
地球の環境が激変。謎の砂嵐が吹き荒れ、穀物も育たなくなり、地球の寿命は尽きかけていた。
一部の人達は人類の存亡をかけ、太陽系の外へ人類の住める惑星を探しにいこうとしていた。
「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督作品
感想
SF映画は数あれど、またひとつ革新的な作品が出たという感じ。昔見た「コンタクト」を思い出した。そういえばあれもマシュー・マコノヒーが出ていた。「2001年宇宙の旅」はまだ観てないからあとで観よう。
なぜ砂嵐が吹くのか、なぜ地球環境は荒れているのかは明らかにされていない。その部分はあまり重要ではないのだろう。宇宙でのシークエンスが重要だから。
宇宙でのシークエンスでは、とにかくいろんな新しいデザインが。宇宙船がまずリング状で、ジェダイスターファイターのハイパードライブ用のリングみたいなものなのかと思いきや、それぞれ独立したユニットになってるそう。人間の相棒のロボはメタルなぬりかべ、もしくはモノリスのようなTARSとCASEというドロイド。見た目や動きはやたらぎこちないが、それぞれ正確があったりわりと機敏だったり。もっと見たかった。SFものはやっぱりロボの相棒はマストアイテム。
後半のあのシーンやこのシーンもネタバレになるので書けないけど、自分の思い描ける想像の向こう側が見ることができた。突拍子もないものでもなく、それなりに科学技術に基づいたビジュアルのようだからか、行くことは絶対できない、想像もできないが、なぜかリアルに感じる。
ワームホールを抜け、さまざまな惑星へ向かうあたりから、だんだん頭に入れるべき情報が増えてくる。物理学が難しすぎてついていくの大変だ。星によって進む時間が違う理論のアイデアはすごい。時の流れを否応なしに見せつけられるが、その状況を自分の頭の中で解釈するのに時間がちょっとかかる。
とにかく早く問題を解決しなきゃだから、ストーリーが強引な気もするけど、すばらしい映像だし、人智の向こう側が見ることができたので満足。
2014年の映画。