酒の飲めない人がウイスキーの話をする。＃１２：初号ブラックニッカ 復刻版

　一晩に１ショットしか飲めないけれど、果敢にウイスキーにチャレンジ。ニートで飲んだり、トワイスアップにしたり適当にやってます。

初号ブラックニッカ　復刻版２０１５　（720ml)

　ニッカウヰスキーは、８０周年記念で、初期のブランドを復刻版銘柄で２０１５年に発売しました。

　その第一弾が初号ブラックニッカ復刻版。１９５６年に発売された銘柄のもの、未開封で現存していたものをテイスティングし、香味を再現したものだそう。マンパワーでしか成し得ない業。

デザインも、おなじみのヒゲのローリー卿ではなく、エンブレムと蝋封がデザインされています。デザインだけでなく味も復刻することに意味がある。

　ブレンデッド・ウイスキーですが、モルトは余市モルトのみを使い、そこにカフェグレーンをブレンドしているそうです。

　香りは甘みの中にもビターさも感じられます。味はまた、甘い、チョコレートな感じが多くを占め、ピート香は控えめだけれど、無いわけではない。

　現行品のブラックニッカも飲んだことないし、自分の中でのブレンデッド比較対象がフロム・ザ・バレルぐらいしかないけれど、それと比較すると、やはり同じニッカだけあって系統はすごく似ているかも。フロム・ザ・バレルよりピートの重みが感じられると思う。

　ブレンデッドならではのマイルドさが心地良い。５６年当時初めて飲む人も飲みやすいかもしれない。

今夜もウイスキーな夜を。