奥華子 弾き語りダークナイト☆ 大阪公演 ２０１７１１２３
[ネタバレしています]
１１月２３日、勤労感謝の日、奥華子さんのライブを観に、大阪まで日帰り遠征。
場所は大阪城ホールの近くの、松下IMPビル内の松下IMPホール。
いろいろと商業施設も同居しているビルの中のホール。ビル入口付近にもホール入口にもどこにも公演情報が書いてない。謎の団体の集会みたいになってるぞ。笑
グッズ先行販売中にカレンダーとペンを購入し、謎の集会の開場を待つ。笑
会場は８００人くらい入るみたい。ほどよい大きさ。開演前BGMは、いつものニコニコ日記ではなく、華ちゃんオリジナルのピアノのインストゥルメンタルで演出。
ステージには、センターにグランドピアノが上手向きに置いてある 。
下手には、アンティークなテーブルとイス、、、テーブルとイス？が置いてある。
テーブルの上には本らしきものが置いてある。はて、、、？
それではセトリをどうぞ↓↓
不吉な不協和音調にアレンジされたイントロから、「さよならの記憶」がスタート。いや〜久しぶりの曲。
前半は失恋関連のダークな曲を中心に。とにかくシブイセトリ。どの曲もそのアルバムのツアー以外では歌われないような曲ばかり。
幕間は、横のテーブルとイスセットのところで、過去書きためた歌詞のタマゴを朗読する。 2、3曲ごとにその詞の朗読、そしてピアノに向かいまた歌うという構成。朗読後、静かにピアノに向かう前に拍手も起こらず、というか我々観客もどうすればいいか戸惑ってる感じ。シュールな舞台劇を観てるよう。
普段の華ちゃんのライブだと、最近の出来事をおもしろおかしく話すんだけど、そんなことダークナイトでは求められてないので、幕間に何をするかすごい悩んだんでしょう。いいじゃない。
曲も、だいたい２曲ずつ、前の曲のピアノの音が切れるか切れないかの刹那に次の曲が始まる流れ。拍手のタイミングも難しい。終わるかな、、、拍手かな、、、あ、次の曲か、、、、いいね。この探り探りな反応、ヒリついた感じ。笑
後半は、誰かがシんだ(字面がキツイので開きました)曲や、結局お金が無くちゃなにもできない境界線な曲などのダークな曲を中心に。これもシブイ選曲。
同じ暗い曲でも、楔や恋、初恋など、目立った曲、シングル曲も無し、とにかく攻めたセトリだった。華ちゃんどうかしてる（ほめています）。よくしゃちょーが許したもんだ。初見さん置いてけぼり。
アンコールは、最近出た、阿久悠トリビュート・アルバムの曲を。ポニーキャニオン代表として選ばれた華ちゃんが、阿久悠さんの詞にメロディを付けた「黄昏のアンニュイ」。歌う前のトークでは、心なしか緊張を噛み締めているというか。そんな雰囲気の華ちゃん。非常に光栄な話だ。
この位置でこの曲が歌われると、なんだかこのためにこのライブの企画が立ち上がったような、そんな気分に（個人の感想です）。買うのをすっかり忘れていたトリビュート・アルバム、聴けてよかった。
普段から華ちゃんの歌い方は平易な感じだけれど、ピアノ演奏はその分、感情むき出しで力強く、激しい。ライブ後半はそのダークな曲ばかりの演奏続きで、本人は若干グッタリしていたようにも見えた。こういう曲ばっかりだと（あんまりいい言い方ではないが→）、心がダークサイドに侵されてしまうのかなとも思った。
自分の座った位置は華ちゃんのボディがピアノに隠れ、全く見えない位置だったので、その荒ぶる華ちゃんのケンバンさばきが見えないのが非常に残念だった。モニターでもつけて、モニター小さくてもいいから、チケ代高くなってもいいから、全体がわかるようにしてほしいな〜。
今回のコンサートは２時間でサクッと終了。物足りない気もするけど、これ以上長く聴いてると、心がダークナイトから戻ってこれなくなりそうな（なんじゃそれ）
でもやっぱり、華ちゃんの歌の真骨頂は、こういった暗い歌だと思うのでとても満足した。一般ウケは非常にわるいとは思うけど、また演ってほしいな。
物販ではそのトリビュートCDを買った。そんな人、結構いそう。笑
それからおなじみのカレンダーと。LEDボールペンは、よくある企業のノベルティでもらう（実際ウチの会社にもらったのが山ほどある）形状のペン。いつもはオリジナルなのが多いのに、すごい初期のグッズみたいに、出来合い感丸出しなグッズをなぜ作ったの。笑 忙しかったかあまりお金をかけてられなかったのかな、、、。
そういえば貼り出されたセトリは、演奏曲の横に物販で置いてあるCDを表記してるんだけど、多くが過去曲、しかもアルバム曲なので物販に持ってきてない、空白だらけ。売る気あるのか！ 笑
とまあいろいろ書きましたが、これからもコンセプトを変えたライブはどんどんやってほしい。弾き語りだけでなく、小編成でのバンドツアーとかでもいいし。
おわり。
